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綱引き大会でヤギをゲットしたい!
実は、去年も山羊をゲットしたい!と意気込んで参加したものの初戦で敗退。
それも開始3秒で引きずられた。
相手チームによると「まだ何もしてない」状態だったらしい。
チクショー!
今年はどうしたら勝てるのか。
あわよくば優勝してヤギをゲットしたい。
答えを探すべく、私が師匠と勝手に呼んでいる佐敷の「興作のおもちゃ箱」の目島興作さんに相談に行った。
目島興作さん
目島さんといえば「発想の天才」「奇想天外なおもちゃをつくる人」として各メディアにもバシバシ紹介されているのでご存知の人も多いだろう。
目島さんはよくこう言う
「知ることは面白い」
目島さんの作っているおもちゃは特別難しい仕組みで作っているわけでなく、ほとんどが発想の転換やものの特性を知ることで出来ている。
マジックと同じでタネ明かしをしたら「こんなものか」と思われるものだが、タネがわかるまでは頭の中に????が並ぶ。
タネを知って「ヘッ」っと思うのは簡単だけど、うんうん唸って知った答えが面白いでしょ、ということだ。
たしかに!たしかに!!
おもちゃだけでなく、スポーツやアートの中にもタネはある。
なぜだろう?と考えて考えて、わかったことを実践するので目島さんは100mを13秒で走るし絵も上手い。
何事もコツがあるらしい。
- 重量挙げ優勝
- わかったコツで描き上げた絵
私たちは普段何かが気になったときだけ「なぜだろう?」と思うが、目島さんは24時間なぜだろうと思っているとか。
「なぜ足の裏というのに手の裏とは言わないのだろう?」
「鏡に映っている自分は、なぜ自分と同じ動きをするのだろう?」
くだらない疑問だと思われることも多い。正直私も思ったし!師匠すみません。
でもこんな疑問の中から発想のヒントがひそんでることが多いんだって!
目島さんと話をしていると、目からウロコどころじゃない。脳からウロコがぼろぼろ落ちる。
60歳を過ぎてもこの世の中には知らないことがいっぱいだと目を輝かせる師匠はまさにカッコいい大人代表なのである。
ちなみにまだ童心なので、この調子では200歳まで生きる予定だとか。
生きてください!
師匠、綱引きに勝ちたいんです
自分なりに考えた綱引きに勝てそうなフォームを見てもらう。
腰を落として足を踏ん張って・・・。
アハハ!
笑われてしまった。全然ダメらしい。
どこがという問題でもなく。
目島さんの信念「知ることが大切」なのでどこがダメかは教えてくれない。
でも勝つためのヒントはいくつかもらった。
・相手の心理を利用する
・フォームの見直し
・チームワーク
脳みそから自分の中の常識を振り払って再度綱引き必勝法について考えてみよう。
相談に行ったのは金曜日。綱引き大会があるのは日曜日。
あと2日でどうにかなるのか!
決戦の場へ
大宜味村夏祭りの綱引きは総重量450kg以下なら年齢制限もなく男女混合チームでもOK。
まずは体重測定。女子には緊張の一瞬だ。しかし、この緊張は綱引きには全く関係ない。
今年のチームは男性4名、女性3名で総重量420kg。
体重はいい感じ!
でも他のチームは全員ピチピチのオール男性。本当に勝てるのだろうか。
優勝チームにはこの子が贈呈される。
黒ヤなギさん
miooon的綱引き必勝法
相手の心理を利用
男女混合チームなので相手に弱いと思わせよう。
はじまるまでは女子は全員内股で歩くこと。
フォーム
綱は腕ではなく体重でひっぱる。
脇でも綱を持って、全体重を綱に乗せるイメージで。
チームワーク
優勝したら飲みに行こうぜ!
ウォォオオオオオオ!
士気上がるチームDEEおきなわ
いざ勝負!
対戦チームは大宜味村青年会のみなさま
相手に不足なしです。
弱そうに見せる作戦2。ほっかむり。
では用意
ピー!
体重かけてます!かけてます!!
チームDEEが一歩づつ後退。
そして
勝ったーーー!
ワーーーー
敗戦チームの前で大人げなく大喜びするチームDEEおきなわ。
祝一回戦突破!
この調子で優勝しちゃうのか!?
一回戦を突破したことで、優勝するかも!という気持ちになる。
・山羊どうやって持って帰ろう?
・草だけで育つかな?
・動物病院連れて行くべき?
・食べる??
・山羊汁?サシミ?
二回戦はこんなチーム。
めちゃくちゃガタイが良いざんす。
そして黒ヤなギさんを横目にオーエス!
結果は健闘むなしく、負けた。
心理戦が効かなくなったのが敗因のひとつかも。
ううう。
しかし優勝はできなかったけれど、綱引きについてあれこれ考えた結果、勝利の喜びを知る事ができたので、それはそれで大満足!
来年はもっと強くなる方法を考えよう!そうしよう!
参加賞としてテナントで使える500円分引換券と大宜味村の田嘉里酒造所でつくられた泡盛「ぶながや」をいただいた。
わーい
500円券では100円のシークヮーサーかき氷を5つ買って仲良く食べた。
美味しゅうございました。
大宜味村のみなさま、そして目島師匠。
どうもありがとうございました。
来年リベンジしに行きます!