『琉球タイムライン』で浦添聖地巡礼の旅
\ みんなー!!聖地巡礼してますかー? /
はい。冒頭から失礼しました。
皆さんはこのシーンに皆さん見覚えはないでしょうか?
そう。浦添市を舞台にしたアニメ「琉球タイムライン2」のオープニングですね。
「琉球タイムライン」は浦添市初となる本格的ショートアニメで、主人公の城間あかりが察度王の時代にタイムスリップしてしまう「琉球タイムライン-未来少女と古の王-」と逆に察度王が現代に現れて現代の浦添を主人公と巡る「琉球タイムライン2 -てだこのまち探訪-」の2編が公開されています。
アニメの中には浦添市内の風景がふんだんに使われており、場所を知っている人は「ここ見たことある!」と声が出てしまうシーンも沢山あるのです。これはもう聖地巡礼しかないですよね。
と、いうわけで今回は「琉球タイムライン」のシーンを追いながら、その場所を巡ってみようという記事です。1作目の「琉球タイムライン-未来少女と古の王-」の方がストーリーがしっかりしているのですが、過去の浦添城での話がメインなので今回は「琉球タイムライン2 -てだこのまち探訪-」の内容を追っていこうと思います。
アニメはYoutubeで公開されており、2編ともそこまで長くないので、ぜひ皆さんも記事を読む前に予習しておくとより記事を楽しめますよ。
それではさっそくてだこのまち探訪にGO!
コラボ企画
- てだこウォーク
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浦添を歩くといえば「てだこウォーク」。3年ぶりにてだこウォークが開催されます!!
今年の開催は2023年2月11日(土)・12日(日)です!
第20回うらそえツーデーマーチ てだこウォーク2023
物語の冒頭は浦添城趾
さて、まずは「琉球タイムライン2 -てだこのまち探訪-」冒頭1:51くらいのシーンから。
主人公の城間あかりは「琉球タイムライン-未来少女と古の王-」で起こったことを説明するために、友人の新垣サラ、金城翼を連れて浦添城趾にやってきました。
というわけで現実世界でも浦添城趾にやってきました。浦添城趾は13世紀末に作られたグスクで舜天、英祖、察度王朝の居城として使われたらしいです。浦添を見渡すことができ、浦添八景にも数えられています。
さて、冒頭のシーンの場所は…
浦添城趾の入り口付近にある石垣ですね。浦添城趾の城壁は沖縄戦後の採石でかなり石材が持ち出されしまったそうで、この城壁は発掘調査をもとに復元されたものだそうです。
アニメの絵と見比べると細部に差異はありますが、かなり忠実に再現されていることがわかります。
アニメの筋に戻ると、浦添城趾で前回の話にも出てきた歴史好きのお兄さんに再会したあかり。そこで見つけたオーパーツみたいなもので歴史好きのお兄さんが察度に…!ここから察度王に現代の浦添を紹介する街歩きが始まります…!
想定ルート:浦添城趾(スタート地点)
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急な超展開で文字にして説明するのが難しいのですがショートアニメにストーリーを収めようとしたらそんなものなのではないでしょうか。
第20回うらそえツーデーマーチ てだこウォーク2023
察度、モノレールに感激
現代に顕現した察度と浦添を歩く主人公たち。
察度がモノレールに感動しているシーンがありますが
こちらは前田駅。浦添城趾からほど近い位置にあるので、歩いて前田方面まで主人公たちは来たのでしょう。
シーサーに見入る察度。このシーンだけではヒントがなさ過ぎて難しいですね。よく見ると点字ブロックが建物の入り口にあることから公共施設なんじゃないかと思います。
結局分からなくて、浦添市に問い合わせて教えてもらいました。その場所はなんと前田にある「浦添警察署」。
こんな感じになります。
床屋の看板を訝しがる察度。
ここも全然場所が分からなくて浦添市に教えてもらいました。浦添警察署のすぐ近くにある「床やナイル」だそうです。
画角をあわせて撮ってみるとこんな感じです。アニメの背景の方に青いハシゴみたいなものが映っていますが、実際に撮ってみると遠くの歩道橋なのだとわかります。こういう発見も面白いですね。
こうやって見てみると幕間のシーンでも実際にあるものをもとにして描かれており、きちんとルートを考えてシーンが作られているんですねぇ。
続いて最難関のこのシーン。問い合わせてみたのですが作画に使った写真は見せてもらえたのですがどこの場所かは分からないとのこと。
しかし、2枚目の写真に書かれている文字が判明したのでその会社のマンションを手当たり次第にネットで検索して場所を特定。上の自動販売機はマンション付近を地道にストリートビューで検索して発見しました。
場所は特に何も無い浦添市港川の道でした。見つけた時はめちゃめちゃ嬉しかったです。
想定ルート:浦添城趾(スタート地点)→浦添市前田→浦添市港川(ここまで徒歩45分)
コラボ企画
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てだこウォーク2023では3km、5km、10km、20kmのコースがありますが、残念ながらこの道は通りません。でも近くを通るコースがあるので探してみてください。
第20回うらそえツーデーマーチ てだこウォーク2023
港川ステイツサイドタウンは結構アレンジされている?
歩いて小腹が減った一行が向かったのは、A&W。
A&W牧港店のだいたいこの位置だと思われます。よく見ると椅子が違っていますね。
続いてみんながやってきたのは「港川ステイツサイドタウン」。
かつての外人住宅街にオシャレなカフェや雑貨店などが集まった観光スポットです。
これだけ建物に特徴があるので、場所はすぐ分かるだろうと思ったのですが、割と苦戦しました。1枚目の壁画的なものは今はもう存在していないらしく(お店が閉店してた)見つけられませんでした。
2枚目の場所は多分ここ(ポストと木から)。
3枚目はここだと思うのですが、フォトスポット的なものがあるわけでもなくなんだか謎が残ります。もしも詳細を知っている方がいらっしゃったらぜひ教えて下さい。
次はステイツサイドタウンで撮った写真を見て笑い合う一行。
ここは間違えようがありません。ブルーシールアイスクリームの牧港店ですね。
ブルーシールでおやつのあとは海でたそがれる一行。
こちらは浦添市唯一の自然海岸である「カーミージー」ですね。岩の形が完全一致です。
想定ルート:浦添城趾(スタート地点)→浦添市前田→浦添市港川→A&W牧港店→港川ステイツサイドタウン→ブルーシール牧港店→カーミージ-(ここまで徒歩2時間)
コラボ企画
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それにしても主人公一行の移動量は半端ないですね。これが若さと言うやつなのでしょうか。
第20回うらそえツーデーマーチ てだこウォーク2023
物語は終盤へ
さてアニメ時間では夕方にさしかかり、物語もいよいよ終盤です。
一行が向かったのは当山の石畳道から安波茶橋。どちらも国定史跡に認定されており、安波茶橋は琉球王朝時代の宿道とよばれる幹線道路の一部、当山の石畳はそこから分かれて普天間宮への道の一部です。アニメで見るとつながっているように見えますが、石畳と安波茶橋は割と遠いです。
ここでゴール…と思いきや
次に出てくるのは伊祖城跡。
伊祖城跡は英祖王の誕生の地と伝えられているグスクです。沖縄最古の歌謡集である『おもろそうし』では「アマミキヨ」が造ったとされている史跡。
そしていよいよゴール地点に。
最後にやってきたのは「浦添ようどれ」。13世紀につくられた英祖王の墓であると言われています。スタート地点の浦添城趾のすぐ近くにあるのでスタート地点まで戻ってきた感じですね。
浦添ようどれが現代まで現存しているのを目の当たりにした察度は「この国のみらいは明るそうだな!」という言葉を残して英祖→歴史好きのお兄さんに。
そんな感じでアニメの本編は終わりです。
最後に主人公一行が通った想定ルートを確認してみましょう。
想定ルート:浦添城趾(スタート地点)→浦添市前田→浦添市港川→A&W牧港店→港川ステイツサイドタウン→ブルーシール牧港店→カーミージ-→当山の石畳→安波茶橋→伊祖城跡→浦添ようどれ(徒歩3時間30分)
話の関係なのか、途中で道を行ったり来たりするのですごくごちゃごちゃのルートになりました。距離はだいたい18kmくらいのようです。ずいぶんな距離な気がしますが、それでも18km。じっくり見学した食事をしても半日あれば回れそうです。
さて、浦添市を歩くといえば…2023年2月11日(土)・12日(日)に実に3年ぶりにてだこウォークが開催されます!コースは3kmから20kmまで用意されていて琉球タイムラインで出てきた史跡を通るコースも用意されています。完全にアニメのコースを回るのは難しそうですが、アニメで予習をして「この景色!琉球タイムラインで見たやつだ!」みたいな楽しみ方をしてみてはいかがでしょうか?
参加申し込みは1月27日(金)までですので、以下のページより詳細を確認してお申し込みくださいね!