てだこウォークで「てだこ丼」を完成させる
さて、昨年に「痩せない!てだこウォーク」という記事にてご紹介した、浦添市主催のウォークイベント「てだこウォーク」が今回も開催されます。
19回を迎える今回の開催日は2020年2月8日(土)、2月9日(日)の2日間。
コースは以下のようになっています。
2月8日(土)
・30km(日本遺産と西海岸を巡るコース)
・10km(浦添八景と歴史遺産を巡るコース)
・5km(浦添城跡と当山石畳道を巡るてだこロードコース)
・3km(ファミリー向けコース・ビンゴ付き)
2月9日(日)
・20km(西海岸とキャンプキンザーウォークコース)
・10km(浦添城跡と湧き水を巡るコース)
・5km(浦添美術館と大公園の高台を巡るコース)
・3km(ファミリー向けコース・ビンゴ付き)
去年に引き続きのコースもあり、コースが調整されたものもあり、色々な選択肢があるのがよいですね。
さらに夕方からスタートする「Happy屋冨祖まつりコラボ企画サンセットウォーク」(2月8日)だったり、ウォーカー同士の交流会「ウォーカーふれあいパーティ」(2月8日)がゴール会場で開かれたりもしています。
会場には浦添市の食や物産のブースが出店されたり、婚活イベントが行われたりもするそうで、まさに県内最大のウォーカーの祭典と言えるんじゃないでしょうか。
コラボ企画
- てだこウォーク
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沖縄県最大のウォークイベント「てだこウォーク」
第19回の開催は2020年2月8日(土)、2月9日(日)。今年からなんかロゴも格好良くなりました。
http://www.city.urasoe.lg.jp/tedakowalk/2020/index.html
てだこウォーク名物「てだこ丼」を開発する
さて、昨年同様てだこウォークのPR記事を拝命した我々。色々案を出したのですが、さすがに去年と同じ食べ歩きは二番煎じになってしまいます。ただ、ウオーキングイベントの最大の魅力はやはり食べ歩きにあるんじゃないでしょうか。これがマラソンとかだとよほどの猛者でないと食べ歩きなんてできないですからね。
そこで我々は考えました。
丼をつくろうと。
お待たせしました。今回の企画趣旨です。
てだこウォーク最長である30kmコースをご飯を入れたどんぶりを持って歩いて、途中のお店で一品ずつ具材を乗せていき、最終的に「てだこ丼」を作り上げる
という内容でございます。
昨年はただ、開いているお弁当屋さんやパーラーで食べ歩きを行いましたが、今回は最終的にそれがひとつの丼に集約される形です。お互いの相性や見た目など戦略的な要素も強くなっているのではないかと思います。たぶん。
ご飯を入れたどんぶりを持っている姿は完全に不審者のそれで、道行く人々の視線が刺さるように感じますが、張り切って参りましょう。
おことわり
これから紹介する店舗は日曜定休、スタート時間に回るとまだ営業していないお店もあります。場所・営業時間・定休日を予め確認していきましょう。まだ開いていないお店はゴール後にぜひ。
コラボ企画
- てだこウォーク
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結構大盛りでご飯を入れたので、最終的にどんぶりを持っていた側の腕が筋肉痛でした。
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順調なスタート
現在スタートしてから全然歩かず1kmくらいの地点です。
プカプカプーカ
一番最初にやってきたのは自家製ソーセージなどを販売している食品加工店。「プカプカプーカ」さんです。
ショーケースに並ぶソーセージはどれもものすごく美味しそう…!
加工品の販売だけでなく、テイクアウトでスープやホットドックも注文できます。丼を作ってる最中じゃなければ普通に食べて帰りたい。
ここでチョイスしたのは「口笛チャーシュー(650円)」。
記念すべき最初の一歩。白米に口笛チャーシューを乗せます。ちょっと指についたタレをなめてみたのですが、しっかりとした味付けでこれは幸先が良さそうです。
沖縄県浦添市仲間1-2-2コーポ西原105
11:30-19:00(L.O.18:30)、土曜日11:30-18:00(L.O.17:30)
日曜定休
https://www.pukapukapu-ka.com/
てだこそば
続いてやってきたのはプカプカプーカのほぼ隣。創業26年という老舗そば屋「てだこそば」です。
ほぼ開店と同時にお店に行ったのですが、すでにお店はお客さんであふれかえっていました。もっちりとした自家製麺が有名で、「タコスそば」などの変わりダネのメニューがあることでも有名です。
そば屋で何を乗せるのか、と思った方もいると思います。実はてだこそばでは餃子がテイクアウトできるのです。この餃子はお店の人が皮からちゃんと作っているというこだわりの逸品。ちょっと変わったところでは肉に三枚肉が入っています。
チャーシュー+餃子。一気に丼の内容が中華に傾きました。ここからの成長が楽しみです。
コラボ企画
- てだこウォーク
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結構ノープランだったのですが、予想外にいいものができそうな予感がしています
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石嶺で天ぷらをゲット
その後、浦添ようどれを抜けて宜野湾あたりを歩いていきます。途中で去年のお弁当屋さんの前を通ったのですが、基本的に去年のお店はスルーする方向で進めていきます。
…と、気づいたのですがなかなか丼の具材になりそうなお店がないのです。お菓子系は乗せられないし、惣菜系のお店はないし、丼を持つ手も震えます…。
結構歩いてきました。
と、新しくできたゆいレールの石嶺駅のすぐ近くにお惣菜のお店を発見!
結構天ぷらのバリエーションがあったので、魚天ぷらとインゲン天ぷらの2つを購入しました。
3件目にして白米を隠すことに成功。
沖縄県那覇市首里石嶺町2-90-3 YMビル 1F
9:30~
水曜日、祝日定休
コラボ企画
- てだこウォーク
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ゆいレールが延伸したことにより、この辺りの道は去年と結構変わってる気がします。
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ナカハラストアーで彩りを。ブエノチキンでボリュームを。
ゆいレールの駅を首里駅まで南下して、再び浦添市に帰ってきました。
去年は首里城公園内でパイナップルやらソフトクリームやら食べたのですが、さすがに丼には乗せられません。
このままだとヤバイ…ということでルールを曲げて去年も行ったナカハラストアーに。24時間営業で、その惣菜の豊富さからひっきりなしにお客さんが訪れる有名店です。
ナカハラストアーといえば揚げ物だったり、おにぎりが有名ですが、ここではあえてのプチトマトとゆで卵。これまでで丼が茶色一色だったので、ちょっと彩りを整えたいと思います。
…うん。迷走してきました。
沖縄県浦添市沢岻2丁目6−2F
24時間営業
ブエノチキン 浦添店
状況を打破するべく、コース上をしばらく歩いてやってきたのは今や県民誰もが知っているであろう、チキンの丸焼き専門店「ブエノチキン」浦添店。
お店の外からくるくる回っているチキンを見るだけでも涎が止まりません。
秘伝のタレにつけ込まれたチキンは、めちゃめちゃニンニクが入っているのに、ニンニク臭くない。半身くらいならひとりでペロリといけてしまうチキン丸焼き。予約して訪れた方が確実なので高度なテクニックですが、てだこウォークスタート時に予約しておいて、店頭で受け取るなどすると確実かもしれません。
いかがでしょうか。なんか持ち直した気がします。
コラボ企画
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本編と関係無いのですがナカハラストアーのカレーがものすごく深い味なのです。コースで通る方は是非ご賞味を。
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魚福で最後に海鮮を
コースは西海岸を通り、サンエーPARCOシティの前を通り、学園通りに。そろそろゴールが近くなってきました。もう少し丼に華をそえましょう。
最後にやってきたのは学園通りにある刺身屋の「魚福」さん。石垣出身のご主人と奥さんがやられているお店です。
近くに友人が住んでいて、天ぷらが絶品!とのことでしたが、今回は売り切れてたので刺身の3点盛りをチョイス。その日によって三点の内容は違うそうですが、今回かったものはイラブチャー、キハダマグロ、セーイカの三点盛り。
30円プラスで醤油もつけてくれます。今回は企画が企画なので、丼に乗せていきますが、生ものなので買ったらすぐ食べた方がよいと思います。
そして、ついにできあがりました!
これが「てだこ丼」です!
コラボ企画
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想像以上にちゃんとしたものができました。てだこウォーク公式になればいいなと思います
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ゴール、そして食べる「てだこ丼」
30kmコースをどんぶりを持って歩く旅もいよいよ終わりです。ついにゴールにやってきました。
そしてこれが、ウオーキングと共に育て上げた「てだこ丼」です。地味に重いどんぶりに何度か心が折れかけましたが、終わってみたらなんだか自分の子供のように愛着がわいてきました。不思議なものです。
全く何もない白米のみの状態からこんなにバリエーションの溢れる具材の丼が。朝からひたすら歩いていたのでお腹もペコペコです。
それでは早速いただきます。
さて、味の方はといえば…めちゃめちゃうまいです。
まずはプカプカプーカさんの「口笛チャーシュー」。チャーシューって全然味のないパサパサのやつに高確率で出会うのですが、「口笛チャーシュー」はしっかり味がついていて脂身と肉のバランスも絶妙です。マヨネーズとかともよく合いそうだし、サンドイッチなんかにはさんだらそれだけでものすごくうまいものが出来上がりそうです。
てだこそばの餃子は中の具に少しとろみがついていて、三枚肉の肉々しい感じと野菜のシャキシャキした歯ごたえがすごいです。餃子のうまいそば屋、おそるべし…!
石嶺駅で買った天ぷらもどっしりとした衣が魚の旨味をしっかりと閉じ込めています。沖縄天ぷらもあたりはずれがありますが、これは完全にあたりのやつ。
ブエノチキンについてはもうみんなうまさは知っていると思いますが、チキンの旨味が凝縮されたエキスが白米に染みこんでいるとご飯がめちゃめちゃ進みます。
魚福さんの刺身はどうでしょうか?例えばイラブチャー。あんまり美味しくないイラブチャーって特に魚の旨味もなく、ゴムみたいなんですが、魚福さんのイラブチャーはしっかりとした白身魚のうまさがあります。鮮度の違いなんでしょうか。あと、セーイカ。イカの甘みがすごいです。刺身屋さんの刺身の本気を垣間見た気がします…!
というわけで今回のてだこ丼は大成功!
…といいたい所なんですが、一つ問題がありました。
どれも個別で食べた方がおいしいということです。ひとつひとつが主役級。全部一緒にするとそれぞれの存在感が逆に薄れちゃうので無理に丼にまとめる必要は全くありませんでした。
というわけで、去年に引き続きてだこウォークの30kmコースを歩きつつ、食材を集めてみましたが、まだまだ素敵なお店がコース上にはあると思います。車で走っていると見落としてしまうようなお店を発見できるのもウォーキングならではの楽しみかもしれません。
ぜひみなさんもオリジナルの「てだこ丼」作りに挑戦してみてください。ただし、どんぶりは持ち歩かず、お家に帰ってから作る方がよいと思いますが。
コラボ企画
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隠れた名店に出会えるのもウオーキングならではの楽しみ。てだこウォークで汗を流しつつ、色々探してみてください!
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