路線バスを使って1日で沖縄の世界遺産を全て制覇できるのか

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OKICAが使えたりサイトで路線検索ができたりと昔より便利になってきている沖縄のバス。そんなバスを乗りついで沖縄県各地に点在する世界遺産を一日で回ることができるか挑戦してみたい。

コラボ企画

わったーバス党
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「バスがかわる。バスでかわる。」
わったーバス党では沖縄県民のさらなる路線バスの利用を呼びかけ、沖縄県から交通渋滞をはじめとするさまざまな「暮らしにくさ」を解消していきます。
https://www.watta-bus.com/  

皆さん、バス乗ってますか?

沖縄のバスといえば、「時間通り来ることはない」とか「運転手が荒い」とか色々な話があってなかなかハードルの高い公共交通な気がします。

僕が最後にバスを利用したのは大学生の頃で、その頃の記憶といえば5,000円札を両替しようとしている人に運転手の人がめちゃめちゃ怒っているのを尻目に「ほんとうにバス代足りるんだろうか…」と財布の中身の小銭を震えながら数えていたのが最後です。

そんなバスですが、昨今の沖縄は渋滞がひどくて公共交通を積極的に使っていこう、ということで色々な改善がなされました。朝夕のバスの移動をスムーズにするためにバスレーンが延長されたり、急行運行バスが実験的にスタートしたり、バスが停まった時だけ赤信号の時間が短くなったりするシステムも導入されつつあるのだそうです。

また、料金の支払いも電子マネー「OKICA」にてできるようになりました。これで乗り降りの支払いにもたつくこともありません。

沖縄のバスはどこまで便利になったのでしょうか。今回はわったーバス党とのコラボ記事ということで、バスを使って沖縄県各地に点在する世界遺産を一日で回ることができるか挑戦してみたいと思います。

 

世界遺産とバス日程

さて、まずは沖縄の世界遺産についておさらいしておきましょう。

沖縄の世界遺産は2000年(平成12年)にユネスコの世界遺産に登録された「琉球王国のグスク及び関連遺産群」というもので、今帰仁村から南城市まで本島各地に散らばっています。これをバスを乗り継いで全部まわる…軽く言ってはみたものの、果たして1日で可能なのでしょうか。


https://www.busnavi-okinawa.com/map/

さすがにノープランだとうまくいくはずがありません。そこで沖縄のバスの乗り換え案内や時刻表が検索できるサイト「バスなび沖縄」で路線を検索して日程表を作ります。

そうやって出来上がったのが以下の日程表。

これだと朝6時に那覇のバスターミナルをスタートして、19:53分に斎場御嶽に到着でフィニッシュ。計算上は可能であることが分かりました。時間上いくつかの世界遺産は入場できませんが、そのあたりはよしとしましょう。しかし心配なのはバスが時間通りに運行しているのか、という点。ちょっと乗り継ぎを間違ったら1日では全てが回れない気もします。

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旅行は予定を立てるのが一番楽しいと言われていますが、予定を立てるのが苦手な僕は結構大変な思いをしました。それでもサイトで検索できるだけ全然よいのかもしれません。
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那覇バスターミナルから今帰仁城跡へ

6:00 那覇バスターミナル

9月20日。奇しくも今日は「バスの日」らしいです。眠い目をこすりながら那覇バスターミナルにやってきました。現在那覇バスターミナルは改築中ですが、ほぼ建物はできており工事は大詰めのようです。早朝なのに作業している人がちらほらいました。お疲れさまです。

那覇バスターミナルが改築中のため、那覇バスターミナルを出発するバスは臨時のバス停がいくつかあって振り分けられてるのですが目当てのバス停がなかなか見つからず初っぱなから心が折れそうになりました。

なんとかスタート地点のバス停を発見してバスを待ちます。


ほぼ初オキカ

沖縄バス旅の必需品、OKICA(オキカ)。とりあえず多めに見積もって一万円チャージしておきました。

そうこうしているうちにバスがやってきました。名護行き111番。このバスで名護バスターミナルまで移動します。

那覇バスターミナル → 名護バスターミナル(沖縄県路線バス・111高速バス)

バスの内部はかなりキレイで観光バスみたい。日・英でアナウンスも流れ、Wifiも使えます。せっかくバスなのでバスでしかできないことをしようと思って、読みかけの本を持ってきたのですが車酔いしそうで結局ほとんど寝てました。

7:53 名護バスターミナル

名護バスターミナルに到着。以前の那覇バスターミナルみたいなレトロなたたずまいです。19年沖縄に住んでいて初めて来ました。バスに乗らないと訪れないスポットって結構あるのかもしれません。

さて、冒頭ながらアクシデントもありました。

111番バスが10分程度遅延して到着したため、当初乗るはずだったバスがすでに出発していたのです。

バスなびのサイトをスマホで使っていたのですが、なんかうまくいかない(経路がないとか言われる)ので事務所のmycoさんに調べてもらって乗り継ぎを調整します。だいたい1本バスを逃すと20分程度予定が遅れていく感じ。これは手痛い遅れです。

名護バスターミナル → 今帰仁城跡入口(琉球バス交通沖縄バス・66本部半島線)

予定より20分遅れで次のバスに乗り込み今帰仁城跡に移動。

羽地内海をぼんやり眺めながら今帰仁村に向かいます。景色をぼんやり楽しめるのもバスの魅力かもしれません。

バス停「今帰仁城跡入口」に到着。

公式サイトによればここから今帰仁城跡へは歩いて15分。

今帰仁城跡入口 → 今帰仁城跡 → 今帰仁城跡入口(徒歩)

ひたすら続く上り道。できればもうちょっと近い所にバス停を作って欲しかった…!

Goolgeマップで確認すると今帰仁城跡までは徒歩20分とのこと。たった5分だけど精神的には結構しんどい。

9:16 今帰仁城跡

予定から30分程度遅延して、ヒイヒイ言いながらつきました!1件目の世界遺産、今帰仁城跡です。

今帰仁城跡
琉球が統一される前の「三山時代」の北山王の居城だった。日本の名城100にも選ばれている。最近石積みが崩れたニュースが流れていたがどうなったのだろうか。

時間が無いので入り口に到着したらとんぼ返りで来た道を引き返します。

そして、この企画。今さらながら気づいたのですがバスは飲食禁止だし、トイレもありません。計画的な食事の摂取と水分補給が求められます。とりあえず今帰仁城跡の売店で何か食べるものを、とサーターアンダギーを買いました。朝食代わりに食べておきます。

今帰仁城跡入口のバス停に戻ってしばらくぼんやり。次のバスを待ちます。

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最初の世界遺産でもうかなりヘトヘトになりました。果たして全部回れるのでしょうか。
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座喜味城址に向かいます

今帰仁城跡入口 → 名護十字路(琉球バス交通沖縄バス・65本部半島線)

やってきたバスに乗って今帰仁城跡入口から名護の市街地へ

バスで待ち合わせするおばあちゃんや明らかに観光客みたいな人も乗ってきたりしてそこそこ人がいました。観光客(女性)2人はインスタ映えする写真を撮るのに試行錯誤していてなかなか面白かったです。

名護十字路 → 伊良皆(琉球バス交通沖縄バス・120名護西空港線)

続いて名護十字路から空港行きのバスに乗って一気に恩納村、読谷村まで移動。

リゾートホテルが建ち並ぶ恩納村を通ることもあり、観光客っぽい人が乗り降りしていました。

読谷村の伊良皆で下車。

伊良皆 → 高志保入口(琉球バス交通沖縄バス・228読谷おもろまち線)

さて、これはバスあるあるなのかもしれないのですが(それとも沖縄だけ?)、十字路やT字路にあるバス停が全部同じ名前なのです。「伊良皆」というバス停は付近に4つあって乗り換えのバスが見つからずにあやうく詰むところでした。バス初心者の方は注意して下さい。

伊良皆から高志保入口というバス停に。座喜味城跡はもっと近いバス停があるのですが、あまり交通の便が良くなくてここから歩いた方が後々の時間を考えると良さそうです。

約20分。結構大回りの道です。

高志保入口ではバックパッカー風の外国の方も一緒に下りてきて、どうやら座喜味城跡に向かう様子。片言の英語でちょっと話をしましたが、ドイツから旅行できているのだそうです。

13:02 座喜味城城跡

20分くらい歩いて座喜味城跡公園に到着。すでに予定から1時間遅延しています。やばい。伊良皆のバス停あたりで乗り換えに戸惑ってしまったのと、想定以上に座喜味城が遠かったため結構時間がかかってしまいました。

座喜味城跡
築城の名人と言われた護佐丸によって築かれたと伝えられている。高台に立っているので読谷村のほぼ全域を見渡すことができる絶景スポットでもある。続日本100名城。

城跡まで行きたかったのですが、とりあえず座喜味城跡はクリアということにしてまたバス停:高志保入口に戻ります。一緒に歩いていたドイツの旅行者には詳しい趣旨を英語で説明できなかったので「アイツ何してるの…?」という目で見られてました。残る世界遺産は7つ。もうお昼なのに2つしか世界遺産を回れていません。大丈夫なのだろうか…。

とりあえずお腹が減ったぜ!

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途中でこの旅一回目のトイレに行きました。バスにはトイレがないので尿意のコントロールも大事です。
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勝連城跡に向かう

高志保入口 → コザ(琉球バス交通・62中部線)

高志保入口に徒歩にて戻り、続いては沖縄市に向かいます。

かなり年季の入ったやつが来ました。ブレーキの度にカーテンが動きます。こうしてみるとバスによって結構中は個性があってそれもまた面白いなぁと思いました。

コザ → 勝連城跡(沖縄バス・52与勝線)

沖縄市はコザにやってきました。さて、コザバス停ですが伊良皆のように4つあるだけでなく、それぞれが大通りに面しているので移動に時間がかかります。どこのバス停で待てばいいのか調べるのが地味に大変…。

コザからは一気に勝連城跡にいけるようです。

15:20 勝連城跡

当初の予定より遅れること1時間30分。3個目の世界遺産、勝連城跡に到着です。勝連城はバス停すぐ近くにあるのでものすごくよい。立地最高。

勝連城跡
阿麻和利(あまわり)が居城したとして有名な城。続日本100名城。

さらに目の前の休憩所でようやく食べものを買える機会に恵まれました。ぬちマースを使った「うるまのクグロフ」というお菓子らしいです。さて、1時間30分遅れをどこかで挽回せねば…!

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クグロフ、めちゃめちゃ美味しかったです。次回はもっとちゃんとした形で食べたい。
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中城に行こう

勝連城跡 → コザ(沖縄バス・52与勝線)

勝連城跡から中城城に向かいたい訳なのですが、路線的にはさっき来たコザに戻るのが最良のようです。

今来た道を再びバスで戻ります。

このバス、車内灯の所にアルミホイルが貼ってあったのですが、どういう効果があるんでしょうか。気になりました。

コザ → 久場(東陽バス・30泡瀬東線)

ここまで、路線検索はWeb版のバスなび沖縄を使ってきて、結果がでなかったりで心が折れかけていたのですがiPhoneアプリ版を使ってみたらサクサク検索ができることに気づきました。バス停の大まかな地図もなんとなく出るので「バス停4個問題」も解決できそうです。

コザバス停から中城村の久場へ。沖縄には4社バス会社がありますが、今回の旅で初めての東陽バス。

時間が時間だったからなのか、学生さんが多かったです。

久場バス停に到着。

久場 → 中城城跡(徒歩)

すでに時間は17時。ほんのり暗くなってきました。

久場バス停から15分と何かに書いてあったのですが、調べてみると片道30分。…30分!?

17:12 中城城跡(遠景)

中城城跡まで歩いて行きたかったのですが、もう体力の限界だったので遠くに見える中城城跡をお届けします(山のてっぺんです)。若干のズルで予定から1時間20分遅れに。

中城城跡
座喜味城から移り住んだ護佐丸が居城。沖縄に来たペリーの調査団も来たことがある。なぜか遊園地があったことも。日本100名城。

世界遺産の近くにはバス停を置いて欲しい。それか昔の人は後世の事を考えてアクセスがいいところにグスクを建てて欲しかった(愚痴)。

中城城跡 → 伊舎堂(徒歩)

中城城跡は諦めて、次のバス停を探したのですが、これがまた遠い。しばらくひたすら道沿いを歩きます。

思えば学生時代は奄美の離島をこうやってひたすら歩いて調査していた気がするのですが、いつの間にか歩かなくなったなぁと思います。とりあえず足が痛い。

なんとか次のバス停につきました。

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中城を建てた人はもうちょっとバス停のことを考えて作ってくれよと思いました。遠すぎる。
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首里城まわりで一気に3箇所世界遺産を

さて、ここまでひたすら長い記事を読んで頂いた皆様は僕がまだ9つある世界遺産のうち4箇所しか回れていないことにお気づきでしょうか。それを思うと心が折れそうです。

伊舎堂 → 小那覇(東陽バス・30泡瀬東線)

伊舎堂からはさっきコザから久場にやってきたバスと同じ路線の30番に乗り込みます。

レトロな発券機と最新のオキカの読み取り機のコラボ。

小那覇バス停に到着しました。後ろはショッピングセンターのサンエー西原シティで、時間があれば夕食などを買いたかったのですがそんな時間はなし。

小那覇 → 首里城公園入口(那覇バス・46糸満西原線)

小那覇からバスに乗り込みます。時間は18時。そろそろあたりが暗くなってきたのと道の渋滞がすごくなってきました。

完全に夜になりました。渋滞で結構遅れましたが首里城公園入口のバス停に到着。

首里城・園比屋御嶽・玉陵(徒歩)

首里城につけばこちらのもの。徒歩圏内で一気に3つ世界遺産を制覇です。

19:01 玉陵・園比屋御嶽・首里城

玉陵
第二尚氏王統のお墓。マスコットキャラクターは「たまちゃん」

園比屋御嶽
王家の拝所として使用されていた御嶽。守礼門を抜けた所にあるが世界遺産の中に世界遺産があるのでちょっと影がうすい。

首里城
琉球王朝時代の王家の居城。沖縄戦によって破壊され、跡地には大学があったこともある。日本100名城。

これで残る世界遺産は2つ!乗り継ぎがうまくいったのか、予定より1時間20分程度の遅延。ラストスパートです。

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この辺りから息を吐くようにバスに乗れるようになりました。みんな、バスのことなら僕に任せてくれ。
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識名園

首里城公園入口 → 医療センター東口(那覇バス・14牧志開南循環線) → 識名園前(那覇バス・5識名牧志線)

いよいよ残る世界遺産は2つ。まずは同じ那覇市にある識名園を目指します。

まずは首里城公園入口から医療センター東口というバス停に移動。時間は19時20分くらいで渋滞もやや落ち着いています。

続いて医療センター東口から識名園向けのバスに乗り込むのですが、一緒に下りたおばさんが「識名園はそっちじゃないよ」と正しいバス停を教えてくれました(かなり離れてた)。

そろそろ終バスに間に合うかという問題がでてくるのでバスの乗り過ごしは致命的、ありがとうございます。

19:55 識名園

そんなこんなで識名園に到着です。予定の遅延は1時間くらいになりました。

識名園
琉球王家最大の別邸で、国王一家の保養や外国使臣の接待などに利用された。

残るはあと1つ!早く帰りたい!

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いつもなら息子とご飯を食べている時間ですが、この日は「お父さんがいないから外食しようぜ!」って言ってたらしいです。僕の存在とは。
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最後は斎場御嶽

識名園前 → 開南(那覇バス・2識名開南線)

いよいよ終わりが見えてきました。バスの旅。識名園前から開南バス停に移動します。

この時間のバスは誰も乗っておらず不思議な感覚。

開南 → 斎場御嶽前(東陽バス・38志喜屋線)

今さらながらですが、開南バス停前にローソンがあって飲み物と食べものをゲット。食べたのがお菓子だけという妖精さんみたいな状態だったのでこれは嬉しい。まぁバスに乗るので食べられませんけど、目的地に着いたら食べようと思います。

いよいよ斎場御嶽前へ行くラストバスに搭乗。バス停が分からなくて一瞬焦りましたが、なんとかなりました。ちなみにこのバスの1時間後にやってくるバスがこの路線の終バス。色々ありましたが、終バス1本手前のバスに乗ることができました。

21:16 斎場御嶽

そして…21時16分。予定から遅れること1時間23分。


最後の元気を振り絞った自撮り

所要時間15時間6分。乗ったバス15本、バス代8,940円。ついに世界遺産を制覇することに成功しました!

斎場御嶽
琉球王朝時代のすごい御嶽。

と、いうことで「路線バスを使って1日で沖縄の世界遺産を全て制覇」は可能であるということでお願いします!

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ちなみにここからタクシーで那覇バスセンターまで帰ったのですが5000円もかかりました。車を停めていたコインパーキングも3000円だったので泣きたかったです。
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バス旅のコツと可能性

というわけで1日ひたすらバスに乗るだけの企画でしたが、皆さんいかがだったでしょうか。こんなに長いコラボ記事を書いたのは初めてです。


夜の斎場御嶽付近は猫しかいなかった

さて、ひたすらバスに乗っていくつか思うことがありました。一つ目はバスのここを直して欲しいというところです。

まずバス停は通し番号を振るなり、何かユニークな名前をつけるなりしてほしい、という点です。例えば「コザ」だと十字路を挟んで4つ「コザ」というバス停があるのですが、初心者にはどこからバスに乗っていいのか分かりません。バス停に貼ってある通過予定表がヒントになるのですが、古いやつと新しいやつが両方貼ってあったり、最新じゃなかったりするので何度かバスが見つからなくて焦りました。ぱっと見で何か簡単に場所を特定できるものがあればいいなぁと思う所存です。


お知らせでバス停が見えないことも…

あとはバス停から世界遺産までの距離が遠すぎるので、(これはバスじゃなくてもいいけど)何かしらアクセスがよくなるといいなぁと思いました。中城城とか最寄りバス停が久場なのにそこからものすごい坂を登っていくので絶望しかありません。

次に沖縄のバスについて。

沖縄のバスは「時間通り来ない」と言われてきましたが、実際乗ってみてそこまで遅延する訳ではないことが分かりました。渋滞時の多少の誤差はあるものの、おおむね時間通りにバスがやってきました。件のバスなび沖縄では今バスがどこにいるのかも分かるのでいたずらにバスを待つ、みたいなこともありませんでした。

最後はバス旅のコツと可能性について。

初心者には難易度が高いように思えるバス旅ですが、バスなび沖縄のアプリを使えば、その場で路線検索しながら移動出来るので事前の大まかな調査とアプリがあれば結構楽なんじゃないかと思いました。色々言われているオキカもきちんと金額をチャージしておけばかなり便利です。

降りますボタンを
押しまくった

今や沖縄観光の移動手段はレンタカーが圧倒的だと思います。バスはレンタカーに比べれば不便だし融通も利きません。ただ、バスを使うことでバスセンターみたいなバスに乗らないと訪れないような場所に行けること、色々なお客さんを観察できること、バスごとに異なるシートや降りますボタンの違いなんかを楽しむことができます。

レンタカーよりは不便ですが、その不便もひっくるめたバス旅の楽しみ方の可能性がある気がします。

まぁとはいえ一日で世界遺産をバスで巡るのはお勧めしませんので、計画的に楽しいバス旅を。

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沖縄でバスを敬遠していた人も一度は乗って欲しいと思いました。
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