2015.11.27

【101回目の沖縄旅行】糸満魚売り体験の旅

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株式会社RAZONA(ラソナ)さんとお送りする「101回目の沖縄旅行」。第2回の旅は「糸満魚売り体験の旅」?これはいったいどういうことだろうか。

コラボ企画

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株式会社ラソナ
ラソナは、東京、沖縄、ベトナム、スペインを拠点に、デジタルソリューションを提供するクリエイティブカンパニーです。
http://okinawa.razona.jp

101回目の沖縄旅行、次はどこへ。

本コンテンツは株式会社RAZONA(ラソナ)さん協賛のもと、「101回目の沖縄旅行で何をすればいいのか」についてご提案する内容になっております。
第1回では『キジムナーを捕まえる旅』として、沖縄本島北部の本部町にある古民家を訪ねました。
(まだ読んでないかたはそちらから先にチェックしてみてくださいね!)

そして続く第2回。例によってくじ引きで旅の内容をチョイスしたいと思います。

さて今回の旅の内容は…

「糸満から那覇へ魚を売りに行く旅」

...また思いっきりハズレを引いてしまった感。

そう、糸満の魚売りといえば。漁師町である糸満の女性たちが頭の上に魚を満載したかごをのせ「イユーコーンチョーラニー(魚はいらんかねー)」という掛け声とともに、糸満から那覇の市場(現在の牧志第一公設市場)周辺まで売り歩いたというもので、最近ではほとんど見られなくなった昔ながらの沖縄の光景です。


写り込んでいる車がレトロでかっこいい

...ということはやっぱり糸満から那覇まで歩くんですよね。そうですよね。

株式会社ラソナ

前回に引き続き、なかなかハードそうな旅を引き当ててしまいました。
いったいどうなることやら。

今回は旅の疲れを癒してくれそうな宿に泊まろう

というわけで、第2回は「糸満魚売り体験の旅」。
まずは恒例のAirbnbでの宿泊場所探しからスタートです。

みなさま御存知のとおり、Airbnbは部屋を貸したい人と泊まりたい人を繋ぐサービス。沖縄にも多数の物件が登録されています。今回の旅の終着点となる那覇の中心地エリアで探してみると、国際通りにある超ラグジュアリーな物件が見つかりました。

なんと室内にジャグジーが...!
ここなら長距離を歩く今回の旅の疲れを癒すにはもってこいなのではないでしょうか。
よし、ここに決めた!

株式会社ラソナ

部屋を貸したい人と泊まりたい人を繋ぐ、イカしたサービスAirbnb
株式会社ラソナはAirbnbのホストをしたい人のためにワークショップを定期的に開催しているのです。詳細は記事末尾へ!

旅のスタート地点である糸満へ

というわけで糸満にやってきました。
ちなみに那覇市から糸満市まではおよそ12キロ強。まあ現代で普通に考えると歩いて行こうなんて思わない距離ですよね。

糸満といえば海人(ウミンチュ)の町。漁港のすぐ近くに糸満市中央市場があります。今回売り歩く魚をここで仕入れることにしましょう。

やってきたのは金城鮮魚店。頭に魚をのせて那覇まで運びたいと伝えると「魚入れてたのはそのカゴじゃないよ」とあっさりダメ出しされてしまいました。どうやらもやしのヒゲ取りなどに使うカゴらしいのですが、メイクマンにこれしか売ってなかったので仕方ありません。というか突っ込みどころはそこなのか。

色とりどりの魚が出迎えてくれます
形のいいイラブチャーも

昔は多い時で30kg(!)もの魚を頭にのせて売り歩いたらしいですが、そんなことをしたら那覇に着く前に私が首折れサバみたいになってしまうので今回はイラブチャーを1匹だけ仕入れることに。傷みやすい内蔵はとってもらいました。

1匹900円でした
重さはちょうど1kgぐらい

新聞紙を濡らしてもらってイラブチャーの上にかけておきます。がんばるんだよ。

金城鮮魚店さん、いろいろご親切にありがとうございました。
それではいざ、那覇を目指して出発です。

株式会社ラソナ

Airbnbでは糸満にも素敵な物件がいろいろあるようですよ。那覇とはまた違った雰囲気の街並みを散策して楽しんでみるのもいいですね。

予想外の暑さにやられる

糸満スタート時刻は10時。もっと早く朝の涼しいうちにスタートするはずでしたが、なんだかんだで遅くなってしまいました。でもまあ11月だし大丈夫かな〜なんて甘く考えていました。この時は。


糸満は人が少なくて歩きやすい


「イユーコーンチョウラニー!」

晴れ渡る青空のもと、軽快にスタートを切りました。もともと歩くのは好きな方です。意外と那覇まで楽勝なんじゃ、と思っていました。この時は。

秘密兵器その1:てぬぐい
秘密兵器その2:ガンシナ

豆絞りのてぬぐいにガンシナ、と準備も抜かりなし。Tシャツも気合いの魚柄です。

途中、おばさんに話しかけられたり
日本最南端の吉野家の前でポーズを決めたり

そんなこんなで20分ほど歩いた頃でしょうか。

あっという間にカラッカラに乾いた新聞紙。同じくカラッカラに乾いた私の喉。そして止まらない汗、汗、汗。
あれ?今って11月だったよ...ね?

それもそのはず、この日の糸満市の気温、29度。最高気温は31度でした。まさかや。
最初の元気はどこへやら。ジリジリと襲い来る沖縄の太陽光線に、体力がみるみる奪われていきます。

糸満市のお隣、豊見城市に入りました。かなり歩いた気がしたのですが、時計を見たらここまでたったの20分ほどでした。ううん、時計が狂ってるに違いない。もう1時間ぐらい歩いたもの(体感で)。
しかも頭の上のカゴを支えるためにずっと片手を上げている状態なので、腕も肩もそろそろキツくなってきました。

株式会社ラソナ

11月だというのにまさかの真夏のような気温。
こんな汗まみれのからだであのラグジュアリーなお部屋に入っても大丈夫ですか?ラソナさん。

11月の沖縄をなめてはいけない


暑い。そして生臭い。

最初は軽く感じた魚も体力低下とともにずしりと重く感じられます。子泣きじじいってこんな感じなのでしょうか。あと、若干生臭さも感じるようになってきました。

途中のコンビニで手洗いを借りて新聞紙に水分を補給。
そう、私の使命は魚売り。売り物の魚が腐ってしまっては元も子もありません。

バスに乗っていいですか
ちょっと昼寝していいですか

人ってしんどいと一気に口数が減りますよね。笑顔も消えますよね。


電柱の影がありがたい

あと少し、あと少し歩けば、あのジャグジーに入ってふかふかのベッドで眠れる...。そう信じて重いからだを引きずり歩を進めます。

意識が朦朧としはじめた頃、ようやく那覇市に入りました!しかしここで終わりではありません。そう、ゴールは那覇の中心地、国際通り付近。地図を確認するとこの地点でまだ全工程の半分ほどだということが分かり、膝から崩れ落ちました。

株式会社ラソナ

もう誰だよ!紙に「糸満から那覇に魚を売りに行く旅」とか書いたやつ!

そしてその時は静かに訪れた

那覇市に差し掛かったのはちょうど急なのぼり坂の上。もう一時間以上炎天下を歩き続けてくたくたです。
ちょっと日陰を借りて休憩することにしましょう。


ううん、私まだがんばれるはず


がんばれるはず...


がんば......

きっと暑さにやられていたのでしょう。このあたりのことはあまり覚えていません。気がついたら親切な方に車に乗せていただいて、国際通りあたりまで送ってもらっていました。

今振り返ってとりあえずひとつだけはっきり言えること。それは、

車、最高。

親切な方、この御恩は決して忘れません。魚も買ってくれたらもっと嬉しかったけど。

というわけで国際通りにワープ!糸満から1時間30分ほどかけて歩いてきたのと同じぐらいの距離をたった10分ほどで移動してしまいました。車ってすごいわ。
ひとまず糸満から那覇までの魚売りの旅、ゴールです。はいそこ、いんちきって言わない。

株式会社ラソナ

きっと昔の糸満アンマー達も那覇に向かう車とかに便乗させてもらってたと思うんですよね。ごめんなさい言い訳です。

ここは天国か?

Airbnbで予約した物件は国際通りに面したビルの3F。「えっこんなところに物件が?」という場所にありました。

ホストの方(物件の貸主)から鍵を受け取って中に入ると......


えっ

オッシャレー!!!

まさかこんなところにこんなオシャレでラグジュアリーな空間が広がっているなんて!賑やかな国際通りに面しているということを思わず忘れてしまう雰囲気です。これはやばい。住みたい。


「国際通りのみなさーん!イユーコーンチョウラニー!」

オシャレ空間に圧倒されてうっかり忘れるところでしたが、私は糸満の魚売り。残念ながら売れ残ってしまった魚は責任をもって処分しなければなりません。


オシャレキッチンのピカピカシンクにまさかの生イラブチャー

身は三枚おろしにして刺身に
アラはマース煮にします

こちらのお部屋には包丁、まな板、フライパンなどの調理器具や食器類もひととおり揃っているので自炊派にも嬉しい設備。しかもひとつひとつがまたオサレ!ワイングラスまでありました。さすがに魚のうろことりはありませんでしたが。

お昼ごはん完成!


あ、めちゃくちゃ美味しい

糸満から那覇まで運んだイラブチャーは炎天下の長旅に耐え、腐ること無くとても美味しかったです。
糸満のアンマーたちも売れ残ったらこうやって自分たちで食べていたのでしょうか。泣けます。

ふかふかソファではなく床に座るほうが落ち着く庶民の哀しさ
念願のジャグズィー!!

そろそろ糸満魚売り体験の旅も終わり。
残念ながら魚は売れませんでしたが、結果的に美味しい魚が食べられたうえにジャグジーに浸かってのんびり、という夢のような体験ができました。あちこち観光したり飲み歩いたりするわけでもなく、快適なお部屋でゆったり過ごすというのも旅の楽しみ方のひとつですよね。

それでは、私もふかふかベッドでお昼寝して旅の疲れをさらに癒やしたいと思います。


おやすみなさい

というわけで、第2回「101回目の沖縄旅行」いかがでしたでしょうか?次回は一体どんな旅になるのか、ご期待ください。次こそ、次こそ楽な旅を引き当てたい...!

それでは最後にこの記事のコラボをしている株式会社ラソナさんからお知らせです。

Airbnbに興味をお持ちの皆様へ

皆様こんにちは。株式会社ラソナです。Airbnbを使った101回目の沖縄旅行、いかがでしたでしょうか。株式会社ラソナではAirbnbについて沖縄で情報発信を行っています。
Airbnbを使ってみたいという方はhttps://www.airbnb.jp/より、基本情報入力するだけで簡単にアカウント作成いただけます!

また、Airbnbについてもっと知りたい、自分も部屋を貸してみたい!という方はイベント・ワークショップを定期的に行っておりますので、そちらへめんそーれ!

https://www.airbnb.jp/meetups/rc4nmaqqb-airbnb

今回泊まった物件

県庁前駅から徒歩7分!那覇国際通り沿いでジャグジーと贅沢な空間 - 借りられるアパート - Naha-shi

日本・Naha-shiのアパート。 ★2015.10.16琉球新報に紹介され、旅館業許可取得済 ※保証金は課金徴収しません。 ★内装はスタイリッシュモダンなデザイン ★66㎡の広々とした1Floor、とても贅沢な造りになっています。 ★大きなジャグジーがお部屋の自慢です。 ★ おきなわのメインストリート"国際通り"に面した超好立地! ★同じ建物内にはお土産屋さん・トンカツ屋さん・Bar・かき氷屋さん・ヨガスタジオが有ります。 ★空港から車で15分。 ★ 国際通りの中心部に位置しています。 ★ 国際通りに面... Naha-shiのすべてのリスティング

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