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【連載】とりあえず、海 vol.2 〜超長いマンビカーを天ぷらにする〜
『とりあえず、海』とは
那覇生まれ那覇育ち、表向きは琉球新報社の社員ですが、本業(?)は海あっちゃーのソルトガールこと仲本です。
連載『とりあえず、海』とは、私ことソルトガール仲本が、海で釣った魚を食べたり食べなかったり、波に飲まれたり、漁師に色々教えてもらったりetc...とにかく海に関することをゆるゆると書き綴っていく連載です。
▼これまでの連載
vol.1 〜アカマチvs偽アカマチ〜
第2回目は長いマンビカーで長い天ぷらを作った話をお届けします!
マンビカーとは
和名はシイラ。熱帯・温帯海域に分布する回遊魚で、 大きいものでは体長2m、体重30~40kgになることもある大型魚。ハワイではマヒマヒの名称で、高級魚として人気があります。
ちなみに、マンビカーという名称は沖縄のしまくとぅばですが、やんばるでは「フーヌイユ」とも呼ばれています。 国頭村宜名真ではマンビカーの日干しの光景が秋の風物詩になっていて、毎年11月に「フーヌイユまつり」も開催されています。 しまくとぅばで魚のことを「イユ」と言いい、「富(フー)ぬ魚(イユ)」、つまり富をもたらす魚として親しまれていたようです。(諸説あります)
先日、カジキ狙いにトローリングに行ったら、マンビカーが釣れました。
マンビカーはパヤオ(回遊魚が流木に集まる習性を利用した漁具の一種で、海面に浮かべるブイのようなもの)の表層とか、水面近くで釣れる魚です。カジキ狙いの外道としてもよく釣れます。
タックルデータは↓↓↓
ロッド:スピニングマーリン専用ロッド
リール:ソルティガ8000
メインライン:pe6号600m
リーダー:ワイドオンリーダー400lb150号
仕掛け:ヒコーキ3連、スカート
琉球新報Styleの釣行記はこちらから
さて、せっかくマンビカーが釣れたので、今回はマンビカーで長い長い魚天ぷらを作ってみることにしました!
料理してみよう
釣った直後に船で解体してきたマンビカー肉を
縦半分に切って、火を通しやすくします
天ぷらの衣は長いタッパーに準備します
と、わちゃわちゃ準備をしている間に…
お箸が衣に沈没する事件勃発
気を取り直して衣をつけていきましょう
大きめのフライパンで揚げていきまーす
ここで気づいた
フライパンに入れてる油の量が少なくて、ひっくり返さないと表面に火が通らない
かと言って全体をひっくり返すのは至難の技ーーー!
悩んだ末に取った方法が
ローリング!
揚げてるところだけぐるっとまわしてみたら
切れた
魚肉、火を通すと切れやすくなって、切れた
この時点でどうでもよくなってきたので、全部投入
ボロボロになりながら完成
ついでに冷蔵庫にあった島らっきょうも揚げてみた
食べてみよう
かんせーーーい!
とうことで早速いただきます
うまい!
これはビールがすすむくん!
形はどうあれ、マンビカー天ぷら、やっぱり美味しい!
結論
長い魚天ぷらは難しい
知ってた。失敗したけど、味は変わらないので無問題
衣をもっと厚めにつければよかった
うちなー天ぷらのもったりとした衣よりも、少し薄めの衣になってしまった。というか、最後の方はほぼ素揚げみたいになってしまった。もっと厚めの衣にすればローリングしたときに切れなかった、かも、、、
2人がかりならできそう
ローリングする時や、油から上げるときなど何度か大移動がある際に2人でやればうまくいったかも
そもそも油もっと足してればローリングしなくて済んだんじゃないか
油を大量に使うのがもったいないと思っていたけど、油をもっと入れておけばローリングしなくてよかった。皆様も超長い魚てんぷらを作る際は、油をけちけち使わないほうがいいです
ということで、マンビカーのロング天ぷらを食べてみた結論
美味しかったけど、これ、素揚げだな・・・
失敗したけど、マンビカーはやっぱり美味しい
今日も海の恵みに感謝!
『とりあえず、海』バックナンバー
ゲストライター
- ソルトガール仲本
- 那覇生まれ那覇育ち。表向きは琉球新報社員だが、本業は海で遊ぶ人。釣り、サーフィン、サップ、ブラックサンダー集めがライフワーク。一児の母。