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【連載】とりあえず、海 vol.1 〜アカマチvs偽アカマチ〜
『とりあえず、海』とは
DEE読者のみなさま初めまして!
ソルトガールこと仲本といいます。
那覇生まれ那覇育ち、表向きは琉球新報社の社員ですが、本業(?)は海あっちゃーです。
琉球新報Styleの記事はこちらから
今回から始まる連載『とりあえず、海』とは、私ことソルトガール仲本が、海で釣った魚を食べたり食べなかったり、波に飲まれたり、漁師に色々教えてもらったりetc...とにかく海に関することをゆるゆると書き綴っていく連載です。
第1回目はアカマチと偽アカマチ食べ比べの話!!
アカマチとは
アカマチという魚はご存知ですか?
アカジンミーバイ、マクブと並ぶ沖縄三大高級魚と言われている魚です。
和名は「ハマダイ」。
背の部分が赤く、腹の部分がピンク色の綺麗な色合いで、大きい個体だと1m以上にもなります
沖縄近海の水深200m~で獲れ、鯛のような味でとってもおいしい
くりくりっとした大きな目が特徴
そしてこれが偽アカマチ!
和名は「オオグチハマダイ」
ハマダイに似ていて口が大きいという理由だけでこの名称がついているらしい
和名ですら偽物扱い・・・
アカマチは居酒屋やスーパーなどでもよく出回っているので、食べたことがある人も多いと思いますが、偽アカマチはあまり見かけません
(マチという名前で売っているかもしれないけど、マチって種類いっぱいあるからね。マーマチとか、クルキンマチとか)
ちなみに偽アカマチがどれくらいレアかというと・・・
5月中旬の県内セリ情報をみてみましょう
一方、偽アカマチはというと・・・
もう一度見比べてみよう
- これがアカマチ
- これが偽アカマチ
違いがわかりますか?
アカマチの方が少し色鮮やかなくらいで、見た目はほとんど変わりません
見た目は変わらないのに、アカマチは1キロ平均1,367円に対して、偽アカマチは1キロ平均165円!
もし味も変わらないなら偽アカマチを食べるのはだいぶお得なのではないでしょうか。漁獲量が少ないのが問題ですが。
釣り友達が両方釣ってきた
しかし、偶然、釣り友達が両方釣ったのです!
でかした!
では食べ比べてみましょう!
釣り師・サリさん。
釣り好きの方のためにタックルデータ↓
タックルデータ
ロッド:ディープライナー
ロジカル55.60 #9.10
リール:スタジオオーシャンマーク
ブルーヘブンl80
メインライン:pe2.5号
リーダー:フロロカーボン12号
メタルジグ:ディープライナー・スピンドル、fb 400~800g
釣り仲間が集まる居酒屋さんで料理してもらいました!
食べ比べてみよう
じゃーん。これがアカマチと偽アカマチのお刺身です!
きれいな白身のほうがアカマチ(左上)、少し赤みがかかっているのが偽アカマチ(左下)
見た目はほとんど同じなのに、捌いてみたら色が全然違うのね!
ちなみに、昆布締め(右)のほうもアカマチです
食べてみると、味は、アカマチは少し脂が乗っていて繊細なお味。
偽アカマチは、蛋白だけどこれまた美味!
しゃぶしゃぶでもいただきました!
少し熱を通してみると全然ちがーう!
アカマチはプリプリしていて脂が甘い!
偽アカマチも美味しいけど、身がほろほろと崩れてもろい
ということで、アカマチと偽アカマチを食べ比べてみた結論
どっちも美味しい
アカマチも偽アカマチも、味は違えどどちらもとても美味しかったです!
皆さんも、もし偽アカマチを見かけたら食べ比べてみてはいかがでしょうか。
サリさん、小5先輩、ごちそうさまでした
今日も海と仲間に感謝!
ゲストライター
- ソルトガール仲本
- 那覇生まれ那覇育ち。表向きは琉球新報社員だが、本業は海で遊ぶ人。釣り、サーフィン、サップ、ブラックサンダー集めがライフワーク。一児の母。