2016.06.21

ニオウシメジを食べてみた

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あまりの大きさから新聞やニュースに取り上げられることが多い「ニオウシメジ」。先日ご近所でニョキッと生えている姿にご対面!人生初の巨大キノコクッキングにチャレンジしました。

巨大なシメジ、ニオウシメジ

先日、那覇市松尾の県庁前通りに巨大なニオウシメジが生えている、という新聞記事が出ていましたが、皆さんご覧になりましたでしょうか?

びっくり 巨大“かさ” 県庁前にニオウシメジ

ニオウシメジはアジアやアフリカなどの熱帯地方や日本では群馬県より南の地方に生えるそうです。県内では1979年に読谷村ではじめて野生株が確認されて以来、例年6月-10月にかけて沖縄各地の山林や畑地等で散発的な発生が報告されているんだそうです(なぜか沖縄県のページに概要と栽培方法が載っていました)。


写真だと大きさがわかりませんが

さて、先日ご近所でびっくりするほど大きなキノコが生えているのを見つけました。

キノコに詳しい方に聞いたところ、これがまさにニオウシメジであるとのことでしたので、人生初の巨大キノコクッキングにチャレンジしてみました。

ご注意:
キノコは食用か判別が難しく、毒があるものもあります。近所に生えているキノコを食べる場合は専門家に聞くなりして充分注意を払って下さい。

 

壺屋の育陶園さんへ

キノコを収穫後、大鍋を借りに壺屋焼の老舗で20人近いスタッフを抱える育陶園さんへ。

みんなキノコの大きさに驚いて写メをとったりと大喜びです。

幅40センチ近い大鍋を借りたので、まずは茹でてみることにしました。料理上手なY子さんも参戦です。

株全体でなく、とりあえず3本収穫してきたのですが、鍋からはみ出す勢いです。

30分後、茹でてみました。ずいぶんかさが減り料理しやすくなった感じです。それでは茹で上がったニオウシメジを使って料理を作ってみるとしましょう。

 

ニオウシメジ、その味は?

Y子さんがキノコ料理の王道メニュー、バター醤油炒めを作ってくれました。歯ごたえがあり、醤油がうまくキノコに絡んで最高の味わい。皆試食に群がりあっという間に完食!バターが切れていたのでマーガリン使用でしたがとても美味しかったです。

自宅でもチャレンジしてみました。使用したのは「ホルモンに近い」と感想があった傘の部分です。その他の材料はパスタ、ベーコン、ガーリックマーガリン、バジルとコンソメ、ミルクです。

「ニオウシメジ」のカルボナーラ風の完成です。早速食べてみると、やはり肉厚!傘の部分はプルプルしていて本当にホルモンみたいです!少しホコリっぽい味との噂もありましたが、茹でたせいかパスタソースが良く絡んでしっとり美味しくいただけました。シメジよりも歯ごたえも良く、味もなじみやすいので和風だけでなく洋風や中華風など様々なジャンルのメニューがつくれそうです。収穫した時キノコの良い香りがふんわりと漂っていたので、茹でずにそのまま炒めて料理するとキノコ本来の味が楽しめるかもしれません。

 

うまいぞ、ニオウシメジ

ちょっと大きさに若干圧倒されつつ、勇気を出して料理してみましたが、意外にもとても美味しいキノコでした。

ネットで検索してみると1999年1月の新聞記事で「沖縄県の農林水産部林務課が1997年から試験栽培を開始していたニオウシメジの一般販売を本格化する」と書かれているのですが、2016年現在ニオウシメジを販売している様子はないように思うのですが、どういうことなのでしょうか。とりあえず現状は道ばたに生えているニオウシメジを収穫するしか沖縄で手に入れる方法はないのかもしれません。

ただ、冒頭でも注意書きをしましたが、似たようなキノコに猛毒のキノコもあるので料理する際は十分ご注意下さい。

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