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ありがとうさようなら那覇OPA
さようならシリーズ
国際通りのど真ん中でひときわ存在感を放つファッションビル、那覇OPA。
DEEで以前「建物探訪」をしたあのビルです。
前身であるフェスティバルビルから改称し、1996年に那覇OPAとして新装オープン。
およそ60店舗のテナントが入居しており、オシャレ好きな若者たちのショッピングの拠点としてにぎわっていました。
にぎわっていました。
そう、「にぎわっていた」のはもう過去の話です。
閉店した那覇OPA
那覇OPAは2013年7月21日をもって17年の歴史を閉じたのです。
DEEokinawaではこれまで
・さようなら東南植物楽園(沖縄市:2010年12月29日一時休園、現在は再開)
・さようならゲームインナハ(国際通り:2012年7月12日閉店)
・ありがとうさようなら石垣空港(石垣島:2013年3月7日石垣新空港に移転)
など沖縄の施設の最後を見守ってきましたが、本日は「さようならシリーズ」(切ないシリーズ名ですが)の第4弾、那覇OPA閉店のレポートでございます。
最後のライブ
閉店当日の午後5時、日曜日の歩行者天国になっている国際通りには、那覇OPAから溢れた多くの人たち。
おやおや、いったいなにごとでしょうか?
人ごみの隙間から覗くと、そこにはスーツの深い男性がギターをかき鳴らして唄っていました。
この日本人離れした彫りの深い横顔は!宮古島出身のシンガーソングライター、下地勇さんだ!
この日はオープン当初から那覇OPAをひっぱってきたタワーレコード主催のさよなら&またねライブが行われていたのです。
さよなら&またね ワッター島のタワレコ
〜わたしたち黄色い袋が大好きです!〜
先ほどのライブはおおとりである下地勇さんと新良幸人さんのユニット「SAKISHIMAmeeting」。
那覇OPA最後の熱いライブです
他にもたくさんの沖縄のアーティストの人が出演されていたようです。
タワーレコードの沖縄の唯一の支店だった那覇店。那覇OPAの閉店に伴いタワーレコードは沖縄から撤退します。
※タワーレコードは那覇OPA店からの移転先が決まっていないものの、沖縄から撤退とまでは言えないようです。失礼しました。(2013年7月23日11:55追記)
沖縄の人たちにたくさんの新しい音楽を提供して来たお店だけに残念に思っている人は多いはず。
また、この1F特設ステージでデビューし、その後全国に巣立った沖縄のアーティストも多いのです。
しかし今回のイベント名は「さよなら&またね」。
またねに期待して、再会できる日を心待ちにしています。
またね!
他のお店はどうなっているのでしょうか
ビル自体の閉店なので、各店舗が閉店セールのまっただ中。
最大90%OFFと売りつくしまくっています
セール!
セールのお祭りのような店内
セール!!
ワンコインで服が買える
セール!!
お店から飛び出してアピール
セール!!
山積みすぎるハンガー
セールの渦に飲まれるように、多くの若者が商品を次々に購入していました。
その結果、OPAの閉店時間を待たずに
もう着せる商品がありません
こちらのお店は売りつくし完了
こちらは早々と閉店作業完了
最後の賑わいを見せるお店と、すでに閉店したお店。
那覇OPA最後の日は、静と動が隣り合わせの不思議な雰囲気でした。
ちなみに先日琉装メイクでプリクラを撮った場所は那覇OPAだったのですが、プリクラ機はすでに撤去されていました。
↓
after
セール中のお店はすごく忙しそうでしたが、閉店セールなのでスタッフ募集はありません。
こういうところからも本当に閉店なんだとしみじみ実感するのです。
ちなみに私は余りの安さにつられてこのグッズを購入しました。
大きすぎるピアス(10円)と小さすぎるハンガー(1円)
レジで「お会計は11円です」と言われたときは、なんだか恥ずかしい気持ちになりました。
移転するお店
タワーレコードと同じようにOPAの閉店に伴い、お店自体を閉めてしまうところもあるようですが、中には違う場所に移転するお店もあります。
携帯アートのお店は公設市場の近くへ
洋服や雑貨を売るお店はパラダイス通りへ
そして破格の値段で高校生を虜にしていた占い屋さんは平和通りへ
占い料金が高校生は500円
高校生がいっぱいいました
占い師の人に後でお話を聞きにいったら、この日は高校生がものすごく来たので、これ以上声が出ないとおっしゃっていました。
この他にもたくさんのお店が那覇OPAから新たな場所に行って活躍されることだと思います。
そして閉店のときがやってきた
そしてついに午後9時に那覇OPA閉店。
そのときOPA前は。
(閉店の写真はDEE特派員のぎすっちさんに提供いただきました)
ひと・ひと・ひと・ひと・ひと・ひと
ひと・ひと・ひと・ひと・ひと・ひと・ひと・ひと
ひと・ひと・ひと・ひと・ひと・ひと・ひと・ひと・ひと・ひと
たまたま通りがかっただけの人もいるかもしれませんが、ものすごい人だかり。
ひとつ言えるのは那覇OPAはこれだけ多くの人に見守られて閉店するようなショッピングセンターだったということです。
この事実が17年間の歴史の集大成と言えますね。
那覇OPAの跡地
伝えられている通り那覇OPAの跡地にはドン・キホーテが出店することが決まっています。
はたしてどんな建物に生まれ変わるのでしょうか。
慣れ親しんだOPAがなくなるのは切ないですが、国際通りに新たな賑わいをもたらしてくれることを期待しておきましょう。
さようなら那覇OPA。
ありがとう那覇OPA。