- DEEokinawaトップ
- 特集
- 【沖縄 地名しりとり】志喜屋
【沖縄 地名しりとり】志喜屋
前回の地名しりとりから5ヶ月が過ぎようとしています。
ひっそりと終わったわけではなく、ただ忘れていて止まっていただけです。
さて、今回は志真志の「し」からの続き。南城市知念志喜屋(しきや)からお送りします。
志喜屋は南城市の南西に位置しています。
国道331号線で隔てて、山側がカンチャ(上志喜屋)、海側がシチャ(下志喜屋)と呼ばれているそう。
カンチャに対して、シチャカンチャという言い方もあるそうだ。
正確ではないけど、たぶんこの辺りで分かれる(のであろう)
また志喜屋(南城市の西側はほぼ)は傾斜地にあり、海から高いところまでで(約2km)海抜は約150m。平均勾配7.5%くらい(おおまかな計算)。特に海から国道331号線までは結構な急坂。
では急坂を下り漁港や集落がある下志喜屋(シチャ)からレッツら街歩き。
志喜屋漁港
志喜屋は漁港があり漁師町っぽい
埋立地には志喜屋漁港多目的広場がある。住所だと隣の地区の山里にもなってるけど半々?
漁港の南西にはアドキ島(アドチ島)という無人島がある。泳いで渡れるっぽい。
志喜屋やすらぎパーク
意外と穴場なビーチかもしれない志喜屋ビーチ。ここではキャンプやバーベキューもできる。
大きな駐車場もあります(有料)。南城市にあるビーチの駐車場って有料のところ多いですよね。無料なら行くんだけど。
ビーチではいないので自己責任で泳いでねということらしい。
そこそこキレイなビーチ。管理されていないためかゴミが多い。
南側には誰もが気になるアーヂ島。謎すぎる。
農村公園
500mくらい急な坂をのぼると志喜屋の集落があります。
農村公園だけに車じゃなくトラクター
集落の中心に志喜屋農村公園があります。農村公園って響きがいい。
キレイに手入れされた芝生が気持ちいい
キレイに手入れされた芝生が広がる公園。遊具もあり眺望もいい。
バスケットゴールもある
公園の隣には志喜屋公民館(志喜屋コミュニティセンター)。まだ新しくキレイな建物。
綱がリアル。どこが作っているんだろう。取材したい
トイレは大綱とカヌチ棒!志喜屋の綱引きもかなりアツいそうです。
車じゃなくトラクターで移動。ほのぼの。
集落
路地歩きは小さな発見ができて楽しい。
集落をぶらり。坂と狭い路地と岩が多い。家の庭に岩があるところが多かった。
商店も何店かある。そのうちの3店舗。
大田商店は営業していた。集落内では大きい商店。
親川商店は休み(営業してないかもしれない)。
具志堅商店は営業中。看板がないけどGoogleマップに店名が出てた。
かぶとむしって何の機械ですかね?強そうではある。
上志喜屋(カンチャ)
続いて331号線を渡り、上志喜屋(カンチャ)へ。
途中の壁に描かれたアンさん
カンチャ大川(うっかー)まで200mの案内板。
最初の200mはかなり急勾配。
その途中に公園がある。けど管理されていないっぽく草は伸び放題。
カンチャ大川(うっかー)
公園から50mくらいでカンチャ大川に到着。
案内板にはこう書いてある。
“志喜屋の北辺に、田を潤す井戸があった。この井戸は田への水を供給するだけでなく、人民の生活用水としても利用されていた。
あるとき、この井戸が損壊してしまい、田の水が涸れ、人民の生活用水も得ることができなくなってしまった。
そこで、1861年、知念間切知念村の人民7名、知名村の人民1名、安座真村の人名3名、前城村の人民5名、志喜屋村の人民3名が自らの資材をなげうって、協力して完成した井泉である。
この功績により、琉球王府から爵位を賜った。"
ここも管理が行われていないのか、お世辞にもキレイとは言えず。ちょっと残念。
志喜屋グスク
331号線沿いにある志喜屋グスク。
立派な案内板があるけど、草が伸び放題で入るのに躊躇するレベル。
一歩進むたびに地面でワサワサ...って虫たちが動きまわる。虫が苦手な人は行かないほうがいい。
岩と石垣で囲まれた広場。拝所もいくつかある。
中へ進むと大きな岩や石垣がある。奥に進むとお墓もある。
2、3分居ただけで10ヶ所以上も蚊に刺された。行くなら虫除け必須。
エーガーガー
志喜屋グスクから50m南に行くとエーガーガー(エーガー川)がある。
もう朽ち果てそうな杭
2段目には香炉が置かれていた
現在は使われている様子がなく濁っていました。
次は「や」から始まる地名
沖縄 地名しりとり。今回は志喜屋をぶらりしてみました。
坂と路地と猫が多く、ビーチもあり、かつ史跡も多くある面白い地域でしたよ。
普段行かない場所に行き新しい発見ができて楽しい地名しりとり。
次回は「や」から始まる地名を誰かがぶらりします。