2011.12.01

潜入!国際海洋環境情報センター(GODAC)

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名護にある国際海洋環境情報センター(GODAC) 。一般公開イベントがあるというので行ってきました。地球のふしぎがいっぱい!

先日、名護市の「久辺テクノフェスタ2011」の一環で「国際海洋環境情報センター(GODAC:ゴーダック)」の施設一般公開が行われるということで見学に行って来ました。
国道沿いに建つガラス張りのきれいな建物で、前を通り過ぎるたびにいつか入ってみたいと思っていたので、今回念願かなって初潜入。ワクワク。

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普段でもパネルなどの一部展示物は見学できるそうです。
 

入り口から心わしづかみ

入り口を入るといきなりグッズ販売コーナーが。

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なかなかクールなデザインで値段もお手頃
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ちょっと買おうか迷ったちきゅう缶ペンケース

海洋探査機や潜水艦、海洋生物などマニアにはたまらないモチーフがデザインされたTシャツや、メモ帳、ペンといった文房具などのグッズが並んでいました。これがまた、かなりデザインがすてきで欲しくなるものばかり。
いきなりグッと心を掴まれます。

グッズコーナーの隣にはガラス張りのサーバールームがあり、1台ウン百万円もするであろうスーパーコンピューターがずらり。
手前に見えるのは、ガラスに貼りつけたシート状のスクリーンにプロジェクターで映像を写し出したものです。

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これらのマシンはいわゆる "地球シミュレータ" と呼ばれるもの。(テレビで見たことある!)
コンピュータ上に仮想的な地球モデルを持ち、地球規模の気候や地殻の変動メカニズムをシミュレーションすることができるんだそうです。

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ハイテクだわー。ハイテクだわー。
 

いざ展示コーナーへ

グッズコーナー、サーバルームを抜けるといよいよ展示コーナー。
海洋世界のフシギに迫れます。

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パネルや模型での展示がずらりと。
独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC:ジャムステック)のさまざまな活動が紹介されています。

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水圧によって圧縮されたカップヌードル容器。(これもテレビで見たことある!)

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無人探査機「ドルフィン-3K」
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海洋調査船「なつしま」船体模型

それぞれのパネルの前に専門のJAMSTEC職員の方がいるのですが、これがまあ、一旦話をしだすとノンストップトーキング

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「でですね、このアルゴフロートというのが地球上の海を漂っていろんな深さで水温や水流、水圧なんかの海洋データを衛生に送っているわけなんですね。2000年からプロジェクトを開始したのですが、2009年にようやく目標の3000個を達成しました。でもこのアルゴフロートというのは3〜4年ほどで寿命がきてしまうので、今も年間だいたい60〜70基ほどを日本から流してます。それからですね...(以下略)」

ものすごく詳しく、でも私たちにもわかりやすく、いろいろなことを解説してくださいました。
このお仕事が本当に好きなんだなぁというのがひしひし伝わってきます。ステキ。

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アルゴフロートについて妙に詳しくなってしまいました。
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世界のアルゴフロート分布図赤い印が日本が流したもの。

こんなすごい展示も

次のコーナーは「さわってみよう!深海生物標本」と題して、なんと本物の深海魚の展示が!
美ら海水族館から運んできたそうです。

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サメ系が多いです。

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ツノがびろーんとのびたサメの一種。見事な三白眼。
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エラがフリルっぽいのでフリルシャークというそう。歯の並び方とかもすごい。

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こちらは深海に住むダンゴムシのような、オオグソクムシ。
ワサワサワサワサ・・・ってこの動き・・・完全にGKBRですよね。

と、生き物までいてワクワクする展示物だらけ。
 

イベントのハイライト?えびげっちゅ!

この日は展示以外にも参加型のイベントやゲームがたくさん用意されていました。
そのなかでもめちゃくちゃ気になったのがこちらのコーナー。えびげっちゅ!

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なにやらPOPがやけに煽ってます。

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えびげっちゅ中。暗くしてライトをあてると集まってきます。そこをスポイトでひと吸い。
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というわけで、えびげっちゅ!びんに入れて持って帰れます。飼い方シートつき。

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ピコピコ元気に動くえびげっちゅ。
その正体は「アルテミア」という広い意味でのエビ・カニの仲間(甲殻類)の中の「アルテミア・サリーナ」という種類だそう。

これ実は、なつかしのシーモンキー!

ちょっと嬉しいおみやげになりました。
 

その他もイベントもりだくさん

こちらは深海探検。
真っ暗な部屋(ほんとは会議室)のなかを深海に見立て、スタンプラリーでチェックポイントをまわります。

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チェックポイントでは深海についてのプチ体験できます。
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チムニー(熱水噴出孔)とそこに集まる深海生物を表現したもの。

水中カメラロボット「ニライカナイ150」の操縦体験コーナーも大人気でした。

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やりたかったけどちびっこたちが大勢群がっていたので断念。
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ロボットアームでしんかいを操作して大きなプールのなかでお宝探し。

他にも「しんかい6500で深海探検」「クイズしんかいサーチ」「しんかいカルタ」「うみの工作教室(深海生物ストラップづくり)」などなど、たくさんのイベントが催されていて、子どもはもちろんおとなもじゅうぶん楽しめる内容でした。

いやー、楽しかったーーーーー。

普段もパネル展示はあるそうなので、近くを通るときは是非見学に行ってみてくださいね。
海や地球のフシギに迫ることができますよ!
 

えびげっちゅのその後...

喜び勇んで連れて帰ったシーモンキー。
係のおねえさんが「えさも特にあげなくて大丈夫ですよー。そのままほったらかしといて大丈夫です!」とニコニコ笑顔でおっしゃっていたので、持ち帰ったそのままの状態で放置することわずか一週間で...

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一匹残らず死滅。

飼い方シートをよくよく見てみたら、

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※ようきのふたは、しめないでね!

しめないでね...しめないでね...しめないでね...
ええ、水がこぼれないようにふたはみっちり閉まっていましたとも。

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シーモンキーちゃんごめんなさい...。

よいこのみんなはシーモンキーを飼うときはちゃんとふたを開けておきましょうねっ☆

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