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【沖縄 地名しりとり】寒川(さむかわ)
前回の若狭のようすはこちらから。
沖縄には「さ」のつく地名はまぁまぁあるわよねー。どこがいいかしらねー。
なんてマダム口調で余裕をかましていたら、バトンを渡されてから約2ヶ月たっちゃいました。
あわわわわ。
「さ」のつく地名は・・・
さ、さ、さ・・・さむかわ(寒川)でおねがいします!
なぜ寒川にしたかというと近いからです。
2ヶ月伸ばしてこの結論。
寒川は首里城のお膝元にあります。
石畳で有名な金城町の隣ですね。
すごく嫌な予感ですが、この地図を見ると寒川は首里寒川というのが正式名称じゃないかと思いますよね。
えっと、えーっと、首里の地名は首里を抜きにしてOKということにします!
沖縄には「しーじゃー権力」略して「しーけん」、訳して「先輩権力」というのがありますが、この場合は代表権力(自分DEEの代表なんス!)で、「だーけん」ですね。だーけんの発動ッス!
赤マルソウ入口
赤マルソウ入口を通って、寒川に入ることにします。
ちなみに赤マルソウとは、「シークヮーサーこしょう」をはじめ味噌や醤油を作っている会社さん。
創業60年近くの老舗で、オリオンビールの母体ともなった会社なのです。現在は糸満に移転しています。
サイトから会社の沿革ページを見ると、年代ごとに資本金がB円だったりドルだったり円だったりします。これだけで沖縄の歴史を感じるのです。
ぜひその資本力の有効活用としてDEEに出資してほしいものです。
いやらしいことなのでこっそり言いました。
では行ってみましょう。
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結構な急斜面
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あれ、この道行って大丈夫?
でも戻れない。なぜなら急勾配すぎて上がれないから。
- ドキドキしながら進むと平坦な道に出ました。ホっ。
- しかし出口は閉まっていたのです・・。
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どうにか出てみると「立ち入り禁止」の張り紙。
お願い。上にも書いておいて・・・。
出だしでつまずく私。このときの先行き不安感ったら!
ちなみに平坦になっていたところが、移転前の赤マルソウの敷地だったらしいです。
なんとか降り立った道路は「赤マルソウ通り」。
寒川ってばどんだけ赤マル〜!
寒川は沖縄の長崎
先ほどの急勾配を見て想像がつくかもしれませんが、寒川は坂の町です。
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つまずいたら命の危険
- そりで滑りたい!
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どこまでも続く上り坂
- 橋のような駐車場
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公民館だって坂の下にあります。
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しかし行こうと思ったら「キケン入るな」。
もう、何が正解かわからない。
歩いて生活するのは大変そうですが、坂の町ならではの素晴らしさももちろんありますよね。
名もなき駐車場からの景色。
那覇が一望できました。夜はデートスポットになるぞ!!
昔からのお家も多いですが、ところどころ高級マンションも建ってました。
絶景ステータス!
気になる坂道の先は
坂道は眺めるだけでしたが、ウロウロしていると下りてみたくなった坂道がありました。
下りてみると・・・
- 住宅街とは思えない緑深さ。
- 味のある石畳にここが歴史のある町だと感じます。
着いた先は寒水川樋川(スンガーヒージャー)
那覇指定文化財史跡に指定されている、村ガー(共同井戸)です。
案内板(クリックで拡大します)
上下用水が普及するまで付近の人の大切な生活用水になっていました。
井戸の背後は土砂が崩れないように、3段の石垣を「あいかた積み」にしています。
これまでに多くの人が利用したため縁石の角はすり減って、その表面が丸みを帯びています。
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石垣を3段積む「あいかた積み」
- 長く使われて丸くすり減った縁石
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下にある水溜にはあふれた水を集め、農業用水にして有効利用したそうです。
- ちょろちょろ流れる水を追ったら下の道に出ました。
このあと、坂を上って帰ったわけですが、動悸息切れの激しかったこと!
昔は毎日の生活の中で行なっていたのにね。
寒水川樋川(スンガーヒージャー)前のバス停がありました。
「次はスンガーヒージャーまえー、スンガーヒージャーまえー」
という呪文のようなアナウンスを聞くためだけにバスに乗りたい!
夜景はウハウハドキドキなのか?
後日、夜景を見に行って来ました。
まずは寒川緑地前から。
夜中に行ってしまったので、住宅の灯は消えていました。
でもキレイ。
赤マルソウ通りから。
道路からは木々が邪魔で思ったよりも見えませんでした。
やはり高級マンションに住むしかないのか!
夜景のきれいなデートスポットとしては★★★☆☆ぐらいでしょうか。
まとめ
首里には車を止められる場所が少ないので、バスに乗って行くのをお勧めします。
あと坂が本当にキツいのでハイヒールで歩くと体が地球に対して直角になっちゃうかもしれません。
さて、この地名しりとり。
おきなわ → わかさ → さむかわ と続いたので、次回はさむかわの「わ」から始まる地区をmycoさんがぶらり街歩きします。
あわわ。少ない「わ」に戻してしまったことに今気付く。
乞うご期待!