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光文字の年号が切り替わる瞬間
この情報をくれたのは南城市出身の友人P氏。
毎年1分1秒狂わずに切り替わる光文字。どうやって切り替えているんだろう?と小さい頃から不思議に眺めていたそうです。
2010年の光文字
P氏曰く
「きっと山におじさんたちがいっぱい待機していて、元旦になった瞬間に電球を一斉にONにしてるはず!」
いやいや、そんなわけあるかい!
現代にはタイマーという便利なものがある時代。
なぜ寒空の下、山でおじさんたちが待機して手動で灯さなければならないのか。
でも行って来ました。
なぜなら年末年始のコネタが欲しかったから
DEEokinawaでは、年末年始コネタ特集をしておりました。
そう、光文字の切り替えなんてタイマーに決まっているんです。
でもコネタのひとつになればそれはそれでいいじゃないの。
さぁ、失笑の準備はできたでしょうか。
私の2011年元旦はこんな調査で始まったのです。
まずは山の調査から
夜になると光文字がある山への道もわからないだろうということで、夕方下見に行くことに。
しかし年末は寒かった。沖縄でも気温10℃前後になった2010年の年末。
もう何をしても寒くて寒くて。
北国の格好の人「前方何も見えません!」
凍えながら探しました。
お、あれかしら?
そしてなんやかんやで到着。
見晴らしがすごいー!
下から見たときは明かりは灯っていなかったのに、登ってくると点灯されていた光文字。
全体像はわからないけどきっとこれがそう。
もう一度言いましょう。
・下から見たときは点灯されていなかった
・でも登って来たら点灯されていた
・そしてまわりに人はおらず
光文字の点灯の仕掛けはもうおわかりですね。
でも、これだけで結構満足かも。
日も沈み、なにはともあれキレイです。
ありがとう2010年。
23時30分、再び登頂
点灯の仕組みがタイマーということは分かっていたけど、景色がきれいだったので(風が強くてめちゃくちゃ寒いけど)、こういう場所で年を越すのもいいかもなーと思いました。
ということで再度登頂。
やはり誰もいない。
しかしキレイ。
もうすぐ新年を迎えようとする23時45分。
何か来た!
え、まさか・・・。
暗すぎてピントも合わないけれど、颯爽と現れた男たち。
手に手に懐中電灯を持ち、それぞれの持ち場につく。
聞くと「新里青年会」と「里の会」からだという。
一番年長の男性が白い息を吐きながら答えてくれた。
「タイマーでもできるんですよ。実際に毎日の点灯と消灯はタイマーです。
でもね、元旦の切り替えは毎年手動です。今年で15年目になります。
中学生から高校生の子供たちを連れてね、見せるんです。これが伝統。
ほら、山の下にたくさん車が集まっているでしょう。
楽しみにしてくれてるんだなと思うとね。苦労じゃないです。純粋に嬉しい。」
3、2、1・・・ 成功!
こうして男たちの寒くて熱い夜が終わった。
ヘッ〜ドライト〜 テ〜ルラ〜イト 旅はまだ 終わら〜ない〜♪
輝く2011
まさかの展開に感動してしまったのでした。
知れば知るほどラビリンスですね。
光文字がある山は点灯の2週間前から地元の子供たちと青年会で草を刈り、準備をはじめるそうです。
美しく輝く2011
みなさまの2011年も光り輝く1年になりますように。
今年もDEEokinawa(でぃーおきなわ)を宜しくお願い致します。
お正月には、こんなとか、こんなとか 下ネタを連発していたとは思えないきれいな締め方になってほっとしました。