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美ら島オキナワCenturyRun2011に参加してきた(前編)
それは1通のメールから始まった
1月16日に弊社イベントとして「美ら島オキナワCenturyRun2011」というサイクリングイベントを恩納村をスタート地点として開催いたします。
MAX160km、ミニマム50kmのコースがございますが、もし宜しければいきなり160kmに参加されてみませんか?
きっと新しい沖縄が見つかるかと思います。
もし宜しければいきなり160kmに参加されてみませんか?
もし宜しければいきなり160kmに参加されてみませんか?
もし宜しければいきなり160kmに参加されてみませんか?
何度読んでも軽い言葉です。
だから簡単に参加して大丈夫なんだと思ったのです。
DEEokinawaからのエントリーは
160kmコース:ゲストスタッフのN君
50kmコース:miooon&myco
ゲストスタッフのN君は「自分、自転車好きなのでやります!160kmも走れると思います!」という意気込み。素晴らしい!!
では体力に自信のない私たちDEEスタッフはミニマムの50kmを楽しませていただきましょう。
1月16日、日本列島に大寒波到来
今回で2回目という「美ら島オキナワCenturyRun2011」。
2回目で既に参加者1502名、台湾、韓国、アメリカからも参加者がいるという大きなイベントです。
1502名でゆっくりと、美しい沖縄を楽しむイベント。レースではなくサイクリングで、青い海を横目に、日本一早く咲く桜なんかも楽しめる楽しいイベント。
・・・のはずでした。
1月16日、日本列島に大寒波到来。
前日からの寒波で日本海側では大雪が降り、大変なニュースになったあの日。
奄美大島で110年振りに雪が降ったあの日。
私たちのレースが始まったのです。
朝6時恩納村集合
まだ夜も明けきらない朝6時にスタート地点である恩納村コミュニティーセンターに集まった私たち。
暗い。
参加者のひとたち。格好が本気です。
前日の説明会では「自転車のパンクを直したことがない人はどれぐらいいますか?」という生まれて初めて耳にした質問に、数名しか手をあげていませんでした。
そう、このイベントに参加する多くの人は自転車が好きで好きでマイレース自転車なんかを持っている、もはや「ちゃりプロ(勝手に命名)」と呼ぶべき人たちなのです。
しかし、呆然と目の前のムキムキの太ももを見つめている私に、隅っこに佇んでいたおじさんが言いました。
「君何キロ?50キロ?いいな。僕は160キロだよ。今からでも50キロに変更したいな・・・」
なんということでしょう。
ちゃりプロでもスタート前から大寒波に心が折れています!
私といえば「50kmだけど、できれば今から家に帰って布団にはいりたい」そんな心境でした。
寒波が憎い!!
心の折れたおじさんの前で準備を整える私たち。
せっかくなのでDEEokinawaTシャツで挑みます。
左から50kmコースのmiooon、myco、160kmコースのN君。
160kmコース、スタート
まずは7時にスタートする160kmからです。
引き続きまだ夜が明けておりません。
スタートまで時間がある私たちはこんな格好。
寒い。ただただ寒い。
このときの気温8℃。沖縄の気温じゃない。
大会の挨拶では
「今日は沖縄以外はマイナスを記録しているそうです。温かい沖縄にようこそ!」
なんておっしゃっていましたが、誰も笑いませんでした。いや、笑えませんでした。
参加者最高年齢の方による選手宣誓。
「私はもう後期高齢者です。私は今まで適当にやってきました。適当にやってなかったら今でも自転車こいでなんかいません。みなさん寒いですが、まぁ適当にやりましょう。」
お、おおぉ・・・!
そしてスタート
小雨そぼ降る寒い中、続々とスタートしていく選手のみなさん。
頭が下がります。N君も頑張って!!
160kmコースは恩納村から北上し本部半島をぐるりとまわって古宇利島まで行き、そのあと南下して名護、金武町を通って海中道路で浜比嘉島まで行って、帰ってくる言葉で説明するだけで長ーいコースです。
制限時間は11時間です。距離も時間もでーじ長いですね。
50kmコース、スタート
9時30分、50kmコースのスタートです。
カラフルな装いの参加者のみなさん。目が春になりますね!
しかし私は「装いよりも防寒重視」を選んだため、会場全体で1、2を争うほど地味な格好に。
恥ずかしがっているわけでなく、なるべく皮膚をださないようにしているようす。
50キロのコースは真栄田岬に寄って、読谷のむら咲きむらを折り返してゴールです。
160kmと比べてこの短さよ!
そのうえ、むら咲きむらでは伝統工芸体験もしちゃいます。まさに初心者向けのコースですね。
されど50kmです。
- そんなちっちゃい自転車で走っちゃうの?
- そんなちっちゃい体で走っちゃうの?
ではでは、それぞれの走っている様子を見てみましょう。
イベントには他に100kmのコースもありましたが、DEEでは参加者がいないため写真がありません。ごめんなさい。
50kmコースのようす
まずは初心者でも参加できる50kmから。
- 上り道をぜーぜー言いながらこいだり
- 下り道を楽しくおりたり
-
なんとなく春っぽかったり
- チビッコにびっくりしたり
- 命名「坂・オブ・ジョイトイ」に
- 負けたり
-
昼ご飯を食べたり
目が死んでいるし、赤と青で漫才コンビのよう・・。
- 染色体験をしてみたり
後半戦は海が青いのに気付かないぐらいだったり
- 子どもが頑張っている坂道を
- 諦めてみたり
見ないで!これは何かの間違いよ!
と、途中寒さと坂道に心が折れながらも、それでも楽しくゴールできました。
- ゴール!
- やったぜ!DEE(でぃー)!
途中死んだ目をしたのに言っちゃいますが、自転車買おうかと思いました。これほんと。
自転車楽しい!
でも、以上は50kmコースの様子です。
この3倍以上を走らないといけない160kmのN君は大丈夫でしょうか。
160kmコースのようす
ゲストライターNです。
160kmというトンデモ距離ながら制限時間は11時間という設定から「1時間に15kmだろ余裕じゃね?」とか思ったのが悲劇の始まりでした。
160km参加の人は本気の自転車、格好の人が多いのです。
対する僕は普通にTシャツ・・・。
正直なめてました。体温奪われまくりです。
第一中継ポイントの名護市役所までは行けたものの、次の古宇利島までの高低差が半端ない!
距離だけ見て余裕かと思ったら一つ目の山で心が折れました。
結局リタイアして古宇利島まではバスで移動
(自転車回収バスが最後尾を走っている)
しかし、センチュリーランはレースではなく、あくまで自転車を楽しむサイクリング。
移動スタッフの方が「中継ポイントからもう一度走れますがどうしますか?」と声をかけてくれたので、高低差のある午前中のコースはパスして昼食ポイントである金武町のネイチャーみらい館から再スタートすることにしました。
移動が最後尾のリタイヤバスなので、金武についたときは人が少なかったですがとりあえず昼食を。
昼食は金武町だけにタコライスでした。
会場には意外に人が残っていて、昼寝したり談笑したり、と結構ゆるーい感じでした。
というわけ金武町から 再スタート。
うるま市を通過。
で、このまま完走できればよかったのですが、次の中継ポイントの海中道路であえなく時間切れ・・・。
残念ながら再度リタイアバスにピックアップされました。
体力はまだあるのにな・・
自転車収容車
さて、あえなくリタイヤで終わってしまったものの70kmほどは走りました。
そんな70kmを自転車乗って一番つらかったもの。
それは足でも腕でもなく・・・
尻!
普段自転車に乗っていないので振動でケツが痛い痛い。
座ったり立ったりがめちゃめちゃしんどかったです。みんなどうしているのだろう?
正直今回は準備期間が短く(だって僕が「出場してみない?」と声をかけられたのが1週間前・・・)、自転車もレンタルだったので次回は是非自前の自転車で(自転車買います!)、しっかり準備をしてリベンジしたいです。
楽しかったです
これでセンチュリーランのレポートは終わりなんですが、50kmコースの私たちはぜーぜー言いながらもイベントの主旨、
「車からではなく、ゆっくりと人の目線で美しいラビリンス沖縄を楽しむ」
を実践してみました。長くなるのでそれは後編に続きます。
あと、寒い中頑張ったかいがあった!と心の底から思った後夜祭もあわせて後編で紹介したいと思います。
お楽しみに!