沖縄県内のローソンは全国のローソンと何が違うのか?
普段何気なく使っているローソン。ローソンは最も早く都道府県全てに展開をしたコンビニエンスストアとしても知られていますが、沖縄のローソンには実は色々秘密があるのをご存じでしょうか?そこに横たわる深遠な「謎」にDEEokinawaが迫ります。第1回目は主に店舗的な側面からローソンを見ていきます。
普段何気なく使っているローソン。ローソンは最も早く都道府県全てに展開をしたコンビニエンスストアとしても知られていますが、沖縄のローソンには実は色々秘密があるのをご存じでしょうか?
そこに横たわる深遠な「謎」にDEEokinawaが迫ります(しかも全6回)。
今回お話を伺った方
沖縄南支店 支店長 Oさん(イメージでお送りします)
第1回目は主に店舗や総合的な部分から沖縄県内のローソンは全国のローソンと何が違うのかについてインタビューを試みてみたいと思います。
(2012.9.14)
ローソンの商品がスーパーでも購入できるのは沖縄だけ!?
――沖縄のローソンと他府県のローソンの一番の違いは何なのでしょうか?
Oさんは顔出しNGだそうです
沖縄県以外のローソンは「株式会社ローソン」が管理していますが、沖縄県内のローソンは「株式会社ローソン」と地元スーパー「株式会社サンエー」との合弁会社である「株式会社ローソン沖縄」が運営しています。
商品の提携も行われていますのでサンエーは全国でローソンのオリジナルブランドである「ローソンセレクト」が購入できる唯一のスーパーということになります。またローソンのプライベートブランドである「おやつごろ。」もサンエーのお菓子売り場に並ぶようになりました。
- サンエー店内。ローソンセレクト販売中。
- こんな感じで棚に並んでいる。
- サンエー店内のお菓子コーナー
- ローソンの「おやつごろ。」が並ぶ
また、沖縄県内のローソンでは逆にサンエーの商品券を使って買い物をすることができるんです。それ以外にもパンや夏、冬のビールギフトではローソンとサンエーのみのオリジナルデザインのオリオンビールが販売されています。
- これがオリオンビールサンエー&ローソン沖縄缶
- 外のパッケージもオリジナル
- こちらはサンエーとローソン共同開発のパン
- 共同発売されているものには写真のようなマークが入ってる
ライスバーガー事件
――サンエーとの業務提携で何か面白い話はありますか?
ローソンは沖縄本島にしかありませんが、前述の通りサンエーを通じてローソンのない離島地域でもローソンセレクトを販売しています。
これが宮古島を席巻した「ローソンセレクト」ライスバーガー。
そんなローソンセレクトの「ライスバーガー」が宮古島のサンエーでなぜか大ブームなったことがあります。全国のローソンでもそんなに売れている商品ではなかったのですが、爆発的な売り上げで全国のライスバーガーを急遽宮古島に集める事態になりました。
今でも宮古島ではライスバーガーが人気で「新しい味を発売してくれ」という要望も頂いています。
なぜ沖縄のローソンの扉は全て自動ドアなのか
――沖縄のローソンには自動ドアの店舗が多いように思うのですが
Oさんは顔出しを最後まで拒否しておりました
沖縄のローソン153店舗(2012年9月現在)の正面扉は全て自動ドアで、引き戸の店舗は1店舗もありません。
自動ドアが選ばれる主な理由は台風対策のためです。引き戸の場合は強風の際にドアが勢いよく開いたり閉まったりで割れてしまう危険があるので横に開く自動ドアが採用されています。ただ、台風の際は強風で自動ドアが壊れてしまうので、結局ドアのスイッチをOFFにして手動で開け閉めしています。手動ドアですね(笑)。
風防付き店舗。雨風からドアと店内をを守る役割
ですので現在は正面側に風防をつけて風が入り込まないようにするなど色々と台風について対策を練っています。
ローソンの看板は回るようにできている
――他にも台風の対策などはあるのでしょうか?
先述のとおり、沖縄のローソンの正面扉が全て自動ドアな主な理由は台風対策ですが、他にも台風などの災害に対して色々な仕掛けがあります。
この看板が回る…!
その一つはあまり知られていませんが(全国のローソンでも同じなのですが)ローソンの看板、あれは実は回ります。強風を受けた際に看板が折れないように看板の首の部分が回るようになっているのです。台風のあと、近くのローソンで違和感を感じたら看板に注目してみてください。看板が別の方向を向いているかもしれません。それでも台風の時には結構、看板の破損はあるですが。
ちなみに看板が回った場合、看板を直してくれる業者さんがいまして、そちらにお願いして看板を直しています。
全国のローソンでオープンタイプの飲料ブースは沖縄が最初
――他にも他府県のローソンと異なる設備みたいなものはありますか?
コンビニのドリンクの販売ブースは「扉式」と扉のない「オープン式」の二種類があるのをご存じでしょうか?
- こちらがオープン式飲料ブース
- こちらは扉式の飲料ブース
このオープン式の飲料ブースが全国のローソンで始めて導入されたのは実は沖縄が最初なのです。その理由は「沖縄は暑いので飲料がより売れるだろう」という理由からだったといわれています。
扉式よりオープン式の方が扉を開ける手間が無いぶん、飲料は買いやすいのですが、現在では扉式の方が主流になってきたので、沖縄のローソンでも扉式の飲料ブースが増えていますね。
ビーチにつながったローソン店舗がある
――沖縄のローソンでは特徴的な店舗はありますか?
ローソンかりゆしビーチ店
名護市にある「ローソンかりゆしビーチ店」はちょっと他と変わっていまして、店内を通ってそのままビーチに出て行けるようになっています。品揃えも水着や海遊びの道具などを取りそろえていましてまさに「海辺のローソン」という店舗になっていますね。かつては店内に水着の試着室もありました。
- 化粧室の裏にはビーチへの入り口
- 水着なども取り扱っている
品揃えで言えば、沖縄では泡盛などその土地でしか飲まれない銘柄などもあるので普通のローソンが品揃えできるもの以外で個々の店舗で仕入れをしている場合もあり、個々の店舗で品揃えに個性があったりもしますね。
- ローソン県立芸術大学前店。赤瓦。
- ローソンの看板の配色も茶色ベース
他にも沖縄で特長のある店舗があり、例えばローソン 県立芸術大学前は景観に配慮した外観となっていたり、ローソン旭橋駅前店では通常白基調の店舗が、MACHIcafe(マチカフェ)をイメージされる茶色基調になっていたりと個々の店舗で見た目がかわっているものもありますね。
皆さんはいくつ知っていましたか
というわけで第一回は主に店舗まわりのことについてお話をうかがいました。インタビューに応じて頂いたローソン沖縄奥田さまありがとうございました!次回の「沖縄のコンビニの謎に迫る」のテーマは「おにぎり」。次回の更新をご期待ください!
正しいPontaカードの使い方講座(第一回)
Lesson01 Pontaポイントをためる
まずはローソンでお買い物商品を選びます。