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かりゆしウェアを交換できるかりゆしウェアの日
「かりゆしウェアの日」とはなんぞや
夏の沖縄では一般的な会社員や官公庁、銀行員、ホテルなど多種多様な職場で着用されているかりゆしウェア。夏の季節が長い沖縄にとって、クールビズの一環として人気の高いシャツですよね。その歴史は1970年ごろから始まり、その後1990年代から県内の官公庁などを中心に浸透していたようです。かりゆしウェアについてはご存知の方も多いと思いますが、6月1日が「かりゆしウェアの日」ということを知っている人は少ないのでは?3ヶ月の間になりますが、新聞広告でこんなイベントを見つけました。
沖縄では2007年6月1日に「かりゆしウェアの日」が制定されたそうで、かりゆしウェアの利用推進の一環として古着と新品の交換会を開催しているそうです。「これは行くしかないだろう!」と意気込んで参加したものの、6月のイベントを9月に紹介するという失態は私の責任です。3ヶ月間というタイムラグがあるので、来年行きたい方は是非参考にしてみてください。
古着と新品を交換できるんですから
広告を見た私は早速自宅にあったかりゆしウェアを3着準備して、いざ県庁へ!!
当日は11時30分から県庁前で整理券を配布するようですが、「そんなに人気は無いだろう」と舐めていた私は、12時頃に到着しました。
すると、県庁前には既に人だかりが・・・。
もうこれは厳しい空気が漂ってますね・・・。
参加者の中にはご婦人や主婦の方が多く見受けられ、「父の日のプレゼントに」なんて声も聞こえたりして、暑さに負けない女性の活気が感じられました。
ここで交換までの流れを整理しておきます。
[整理券を受け取る→検品してもらう→正規品か確認→サイズを申告→新品と交換]
最大で1名9着持ち込めば、3着の新品と交換できるらしいです。
サイズ別に並べられているので、前もってサイズを申告するそうです。色や柄の指定は出来ないので、係りの人が取ってくれた物を貰うことができます。
整理券を受け取りのにも炎天下で並ぶ状況に、私は完全にヘタってしまいました。そこで、「パレット久茂地で時間を潰していれば、そのうちに空くだろう」と考え、30分ほどパレット久茂地内を彷徨うことに。13時になると、まぁどうしたことでしょう。先ほどまでの人だかりがウソのよう。同時にかりゆしウェアが残っているかも心配になります。
新品ゲットなるか
人も少なくなってきたところで、さっそく受付でかりゆしウェアを見てもらうと、「タグが見当たらないなぁ」「これはちょっと・・・」という不安な声。
すると係員の人から衝撃の一言が。
「この緑色の1枚は正規のかりゆしウェアですが、残りの二枚は正規のかりゆしウェアではありません。なので、今回交換はできません」
係の人に聞き返したり、3回くらいお願いしたんですけど、結局交換してもらえませんでした。確かに緑色のかりゆしウェアは、私が初めて就職した頃に購入したかりゆしウェアで、正規店で買った記憶が。残りの2枚はかりゆしウェアっぽい柄のシャツを古着屋で購入したもので、正規品のかりゆしウェアではなかったようです。
正規のかりゆしウェアについて調べてみると
「かりゆしウェア」の語は沖縄県工業連合会の商標登録であり、ブランド名の使用にあたっては連合会の委託を受けた沖縄県衣類縫製品工業組合が認定を行なっている。認定にあたっては、
1. 沖縄県内で縫製されたもの(布地は県外で生産されたものでも良い)
2. 沖縄観光をPRする柄のもの
であることが必要とされる。
…いうことで交換はならず。
交換してもらえる新品のかりゆしウェアは、新作ではなく型落ちした物だそうですが、封の切られていないキレイなものを頂けます。
かりゆしウェアと一口に言っても、実際はアロハシャツだったり、それっぽいシャツなんてこともありますよね。係の方いわく、見極め方はタグということなので、今後はタグを注意深く見ていこうと思います!来年こそは正規のかりゆしウェアを持って、交換してきます!
個人的に気になったのは、回収された古着のかりゆしウェアはどうなるかということです。有効的に利用されていると思いますが、ご存知の方は編集部まで一報下さい。