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沖縄風景今昔
那覇まちのたね通信が公開している、古写真アーカイブというのがあります。ここでは3500枚以上の古写真を見ることができます。
この中から選んだ古写真と、現在の様子を見比べてみるという連載です。
前回の記事はこちら。沖縄風景今昔 vol.1
過去にDEEokinawaでは古写真と現在の風景を比べるという記事を何度か公開してきました。
【復帰40周年特集】古写真で見る過去と現在の沖縄の姿
100年以上前の沖縄風景写真の場所は今どうなっているのか(その1)
100年以上前の沖縄風景写真の場所は今どうなっているのか(その2)
こちらも見てみてください。
それでは今回も3カ所を見比べてみましょう。
富原薬店
リンク先で写真をクリックするとより大きなサイズで見ることができます。
薬局(富原薬店)壺屋
撮影日時:不明 / 所有者:那覇市歴史博物館
配信元:那覇まちのたね通信
事業主体:NPO法人ちゅらしまフォトミュージアム・地域情報エージェント株式会社
壺屋方面から浮島通りに入ってすぐの場所にある富原薬店。現在も薬店として営業しています。
古写真にある「近代人の嗜み!仁丹」の看板がインパクトあります。正面からは入れないくらい商品が積み上げられています。
「づつうにノーシン」というキャッチコピーがたくさん貼られていますが、こんな昔から使われていたキャッチコピーだったんですね。電柱には市議会候補の貼り紙も。
昔の看板には何ともいえない味があっていいですね。
Bank of America
リンク先で写真をクリックするとより大きなサイズで見ることができます。
Bank of America(バンカメ)
撮影日時:不明 / 所有者:那覇市歴史博物館
配信元:那覇まちのたね通信
事業主体:NPO法人ちゅらしまフォトミュージアム・地域情報エージェント株式会社
那覇市東町、58号線沿いにある琉球銀行ポート出張所。
昭和53年、バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)の那覇支店を譲り受け、琉球銀行那覇ポート支店として開設。現在は那覇ポート出張所として営業が続いています。
昔はギザギザの屋根が特徴的でとてもカッコいい建物でしたね。花ブロックも多く使われていて壊されたのがもったいない。
裏手にはホテルミリオンの看板が見えます。現在はホテルではなく、ミリオンプラザビル、ミリオンプラザ2が建っています。
那覇バスターミナル
リンク先で写真をクリックするとより大きなサイズで見ることができます。
旧那覇バスターミナルビルと待機するバス
撮影日時:不明 / 所有者:那覇市歴史博物館
配信元:那覇まちのたね通信
事業主体:NPO法人ちゅらしまフォトミュージアム・地域情報エージェント株式会社
那覇バスターミナル。向きがイマイチわからなかったので現在の建物を基準に撮影しましたがたぶん違いますかね。
このバスターミナルは、モノレール旭橋駅周辺地区再開発事業で、今年の5月に解体が始まります。9月に工事が着工し、2018年春以降に開業予定。地上11階、地下1階の複合施設が建設されます。1階と地下1階がバス発着場になり、県立図書館やオフィス、所業施設が入る予定。
リンク先で写真をクリックするとより大きなサイズで見ることができます。
旧那覇バスターミナル
撮影日時:1961年 / 所有者:沖縄県公文書館
配信元:那覇まちのたね通信
事業主体:NPO法人ちゅらしまフォトミュージアム・地域情報エージェント株式会社
昔のバス停7番と今の7番。場所こそ違いますが行き先の「名護西線」だけは一緒。730車よりもさらに古いバスが並んでいます。丸っこくてかわいい。
今使われている時計付き案内板も無くなってしまうのはちょっと寂しいですね。
那覇以外も見比べたい
ということで今回も3ヶ所を見比べてみました。
古写真はフィルムをスキャンした写真なのでかなり大きく見ることができますね。拡大してみないとわからない文字をなどを発見できて楽しいです。「づつうにノーシン」がこの時代から使われていたなんて。
どうしても那覇の写真が多くなってしまうのですが、違う地域も見比べてみたいものです。那覇でも市場周辺などもおもしろい写真が多いので、今後こちらも見比べられたらと思います。